8月3日から4日にかけて、ロシアのノボシビルスクで「ネステレンコ記念大会」が開催され、日本勢が複数のメダルを獲得した。
今大会では、日本レスリング協会の派遣枠とは別に、日本体育大学と自衛隊の3選手が出場。63kg級で太田忍(おおた・しのぶ、ALSOK)が優勝し、77kg級の屋比久翔平(やびく・しょうへい、ALSOK)が2位、87kg級の鶴田峻大(つるだ・たかひろ 自衛隊)が3位に入った。
ノボシビルスクは、オリンピック3連覇のアレクサンダー・カレリンの出身地であり、来年のTokyo 2020(東京五輪)でオリンピック3連覇を目指す77kg級のロマン・ブラソフら強豪選手を多く輩出。この大会は世界レスリング連盟(UWW)の公認大会ではないものの、「カレリン杯」とも呼ばれ、旧ソ連圏を中心に9カ国が参加して実施された。
昨年末に同地で練習した日本選手を通じて参加の打診があり、3選手が出場することになった。