男子テニス、世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)が2日、自らのSNSを通じて決意表明を語っている。
ナダルはトレーニング中の様子を動画に収め「やあみんな!難しい時期が続いているけど、今日から僕は変わることに決めたよ!」と語った。
「すでに過ぎた日のことを考えてもしかたない。今後はポジティブに未来のことを考えることにしたんだ」
ナダルは同胞のアスリートたちから1100万ユーロ(約13億円)を集め、寄付するプロジェクト「Red Cross Responds」を行うなど、慈善活動や啓蒙活動に力を注いでいた。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、全仏オープンは9月に延期が決定。また、全英オープンは2020年大会の中止を明らかにした。これまでグランドスラム大会を19度制しているナダルにとって、4大大会20勝のロジャー・フェデラー(スイス)の記録を塗り替えるチャンスも遠ざかった形になる。だがナダルは自らのメッセージを通して、ポジティブな気持ちを保つことの重要性をファンに訴えている。