2019年大会で大坂なおみが優勝した、テニスのグランドスラム(四大大会)のひとつ、「全豪オープン」が1月20日に開幕する。ここでは、2020年のグランドスラム各大会の日程、視聴方法ならびにチケットなど、現地での観戦方法について紹介する。
2020年グランドスラム日程
全豪オープン
- 1月20日~2月2日
全仏オープン
- 5月24日~6月7日
ウィンブルドン選手権
- 6月29日~7月12日
全米オープン
- 8月31日~9月13日
各大会の紹介
全豪オープン(1月20日~2月2日)
会場・コート
- 会場:メルボルン・パーク(オーストラリア・メルボルン)
- コート:ハード
大会の特徴
1988年大会からメルボルンでの開催となった。南半球での開催となり、開催地が遠く季節も真逆のため、ヨーロッパなどの選手にとってはコンディション調整が難しい大会。本大会は熱中症対策として「エクストリーム・ヒート・ポリシー」と呼ばれる独自ルールを導入しており、外気温が35度を上回るか、湿球黒球温度が28度を上回った際に、主審が試合開始時間を遅らせることができる。2019年に大坂なおみが、自身2度目のグランドスラム優勝を飾った。
全仏オープン(5月24日~6月7日)
会場・コート
- 会場:スタッド・ローラン・ギャロス(フランス・パリ)
- コート:クレー(赤土・レンガの粉)
大会の特徴
毎年5月末から6月初めにかけて開催される。グランドスラムでは、唯一クレーコートで行われる大会となる。クレーコートではバウンドがやや高くなり、球速が遅くなる特徴がある。そのため、高速サーブを得意とするプレーヤーは自分の武器を活かしにくくなる。一方で、ストローク重視の選手にとっては、得意な舞台と言える。
ウィンブルドン選手権(6月29日~7月12日)
会場・コート
- 会場:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(イギリス・ロンドン)
- コート:芝
大会の特徴
正式名称は「The Championships」で、日本では便宜上、「全英オープン」と呼ばれることもある。6月最終月曜日から2週間の日程で開催される。1877年に第1回大会が行われ、グランドスラムでは最も歴史のある大会。センターコートは年間2週間の全英オープンの期間しか使用されない。大会期間中、選手たちは試合中や練習中に白いウェア着用が義務付けられる。試合はグラスコート(芝)で行われ、球速が早くバウンドが低いのが特徴。ボールがイレギュラーすることが多くなり、サーブ&ボレーを得意とする選手に有利になる。
全米オープン(8月31日~9月13日)
会場・コート
- 会場:USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(アメリカ・ニューヨーク)
- コート:ハード
大会の特徴
毎年8月の最終月曜日から2週間の日程で行われる。ニューヨーク郊外のにある、世界最大のテニスコート「アーサー・アッシュ・スタジアム」がセンターコートとして使用され、観客動員数と賞金総額はテニス競技大会では最大である。全豪オープンと同じくハードコートで行われる。バウンドが高く、イレギュラーになりにくい特徴を持つ。足元も滑りにくく球足が読みやすいため、プレーはしやすい。2018年に大坂なおみが、日本人初のシングルスでのグランドスラム優勝を果たした大会。
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視聴方法
グランドスラムは全大会WOWOWで中継される。地上波での放送は各大会によって異なる。
■全豪オープン
【地上波】
- NHK:録画放送
【衛星放送】
- WOWOW:男女シングルを連日生中継
【ネット】
■全仏オープン
【地上波】
- テレビ東京
【衛星放送】
【ネット】
■ウィンブルドン選手権
【地上波】
【衛星放送】
【ネット】
■全米オープン
【地上波】
- 未定
【衛星放送】
【ネット】
現地で観戦するには
■全豪オープン
チケットの買い方
- 全豪オープン公式HPで購入
- 試合会場のチケットブースで購入
チケットの販売スケジュール
- 販売中
※対戦カードは試合前日に決定
会場へのアクセス:公式サイト参照
- メルボルン市街中心部から徒歩10~15分程度
- 70番のトラム(路面電車)が無料で運行(会場のメルボルンパーク行)
■全仏オープン
チケットの買い方
- 全仏オープン公式サイトで購入
- 試合会場のチケットブースで購入
チケットの販売スケジュール
- FFTメンバー:1月29日~2月12日
- グループチケット:2月5日~4月30日
- プレミアムパッケージ:3月4日~
- 障害者チケット:3月11日~
- 全てのチケット:3月25日~
会場へのアクセス:公式サイト参照
- 地下鉄Line9:「ミシェル・アンジュ・オートゥイユ」、「ミシェル・アンジュ・モリトール」下車
- 地下鉄Line10:「ポルト・ドートウィユ」、「ミシェル・アンジュ・モリトール」、「ブローニュ・ジャン・ジョーレス」下車
■ウィンブルドン選手権
チケットの買い方
- ウィンブルドン公式サイトで購入
- 試合会場のチケットブースで購入
チケットの販売スケジュール
※随時更新
会場へのアクセス:公式サイト参照
- 地下鉄ディストリクト線「ウィンブルドン駅」、「サウスフィールズ駅」下車
■全米オープン
チケットの買い方
- 全米オープン公式サイトで購入
- 試合会場のチケットブースで購入
チケットの販売スケジュール
※随時更新
会場へのアクセス
- ニューヨーク市地下鉄7系統「メッツ-ウィレッツ・ポイント駅」下車
- ロングアイランド鉄道ポート・ワシントン支線「メッツ-ウィレッツ・ポイント駅」下車