ソウル五輪銅メダルの小谷実可子氏、Tokyo 2020スポーツディレクターに就任
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は9月30日、10月1日付で小谷実可子氏が新たにスポーツディレクターに就任すると発表した。小谷氏は1988年ソウル五輪のシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)で銅メダルを獲得している。
小谷実可子コメント
このたびスポーツディレクターとしてオリンピック・パラリンピックを競技の側面から、そしてオリンピアンの立場からサポートさせていただけること、大変光栄に思うとともに身が引き締まる思いです。かつてない苦難を乗り越え、新しい形の大会でアスリートのみなさんが最高のパフォーマンスを発揮できるよう力を尽くします。室伏さんが築いてこられたアスリートとのコミュニケーション、そして競技団体との理解と友好関係を更に深め、歴史的な東京 2020 大会の成功に寄与できるよう精一杯務めさせていただきます。
スポーツディレクターは、アスリートの意見を大会運営全般にわたり反映させ、アスリートファーストの大会の実現を目指す役職。大会における競技運営の幹部として、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、各競技団体(IF、NF)、各国オリンピック委員会(NOC)、各国パラリンピック委員会(NPC)との調整を行う。また、組織委員会における競技部門の顔として、対外的な情報発信の役割を担う。前任の室伏広治氏は9月末で退任し、スポーツ庁長官に就任する。