陸上競技

2015年10月1日、文部科学省の外局として新たに「スポーツ庁」が設置された。Tokyo 2020（東京オリンピック・パラリンピック）の開催準備や競技の振興などを担うスポーツ庁は、どのような仕組みで日本スポーツ界を発展させ、またトップアスリート以外の国民の生活に関与しているのだろうか。

東京2020 | オリンピック競技大会

「スポーツ基本法」は競技スポーツに限らず、一般市民がマルチスポーツを楽しむ権利も重視している

スポーツ庁は室伏広治長官のもと東京五輪開催に向け尽力し、国民の健康増進も図る【スポーツの国家的取り組み】

2004年アテネオリンピック・男子ハンマー投げけ決勝に進出した室伏広治。投てき種目でアジア史上初の金メダルに輝いた名シーンを紹介する。　

Koji MUROFUSHI

アテネ2004

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オリンピック感動の名シーン 室伏広治 アジアにもたらした初の金

高橋尚子、田村亮子、野村忠宏、井上康生、野口みずき、室伏広治、吉田沙保里、伊調馨、北島康介、太田雄貴……2000年代のオリンピックで躍動した選手たちは、日本だけでなく世界のスポーツ史に名を刻んだ。地球規模での活躍を披露したアスリートたちの栄光を振り返る。

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柔道の野村忠宏が3連覇、競泳の北島康介が2冠2連覇を達成【2000年代の日本人メダリスト】

2004年アテネでハンマー投げ優勝。アジア人として初の金メダルを獲得。日本大会では20年間無敗を記録。引退後も「室伏道場」を開いて多くのアスリートのトレーニングサポートを行っている。

オリジナル

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先駆者 ‐ 室伏 広治

金属製のヘッド（一般的には鉄球と称される）、ワイヤー、ハンドルからなるハンマーを投げて、その飛距離を競うハンマー投。ターンによる遠心力を利用するため、飛距離も大きい。2000年代、日本選手として室伏広治が世界の壁をこじ開けた。東京五輪での注目の選手を見ていこう。

2017年の世界選手権を制したパウェル・ファジェク。3度目の正直となる東京でキャリア初の五輪メダルを狙う

ハンマー投げ・注目選手：男女ともにポーランド勢が金メダル最有力、その牙城を崩す選手は現れるか

2004年のアテネ五輪で室伏広治が投てき種目ではアジア勢初の金メダルを勝ち取ったのがハンマー投だ。直径2.135メートルのサークル内で選手は体を回転させることが許されており、遠心力をいかにハンマーに伝え切るかの技術も問われる。ワイヤーと砲丸がついたハンマーをどれだけ遠くに飛ばすか。渾身の一投一投がスタジアムを盛り上げる。

室伏広治はオリンピック以外の大舞台でも活躍。世界陸上競技選手権大会では金銀銅の3種のメダルを獲得した

ハンマー投：近年のオリンピック男子では、スロベニア、ハンガリー、タジキスタンといった国々のアスリートが健闘 

1974年10月8日生まれ。陸上男子ハンマー投げの室伏広治氏は、アスリートとしてオリンピック金メダルなど圧倒的な実績を残してきた。数々の伝説を残すほど恵まれた身体能力を努力と工夫で生かし、「頭を使って」戦ってきた。現役から離れた今はコーチとして後進の指導にあたる。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の組織委員会スポーツディレクターとして大会の成功をめざす男の「昨日・今日・明日」を、1988年ソウル五輪からオリンピックの取材を続ける『日刊スポーツ』のスポーツ部編集委員が描く。

現役引退後は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の組織委員会スポーツディレクターとして多忙な日々を過ごす

室伏広治：ハンマー投げの「鉄人」は、東京五輪を「新しい価値を生み出す大会にしたい」

アメリカ合衆国

シモーネ

Simone Biles - Olympics.com

スウェーデン

Armand

Armand Duplantis - Olympics.com

ミカエラ

Mikaela SHIFFRIN

Ilia

Ilia Malinin - Olympics.com

Koji

ワールドアスレティックス（WA）評価委員会のメンバーが5月25日と26日の2日間、2025年世界陸上競技選手権大会の招致を目指している日本の視察を実施した。26日はTokyo2020オリンピックの開閉会式、陸上競技でも使用された東京都新宿区・国立競技場を訪問。スポーツ庁長官の室伏広治氏、女子100mハードルの寺田明日香らが出迎えた。
室伏氏は「Tokyo2020のレガシーを継承、発展という観点から、世界陸上を開催することは有意義だと考えている。政府としてもできる限りの支援をしていく」とコメント。寺田は「オリンピックでは多くの方が実際に競技を見ることはできなかった。世界中のスポーツファンが国立競技場で陸上競技を楽しめる機会になればいいと思う」と招致への思いを語った。

TOKYO, JAPAN - AUGUST 28: A general view as Dening Zhu of Team China wins the 1st Heat of the Mens 100m T38 on day 4 of the Tokyo 2020 Paralympic Games at The Olympic Stadium on August 28, 2021 in Tokyo, Japan. (Photo by Alex Davidson/Getty Images for International Paralympic Committee)

The Olympic Stadium

【陸上】2025年の世界陸上招致へ…寺田明日香「世界中のファンが楽しめる機会になれば」

10月1日よりスポーツ庁長官に就任する室伏広治スポーツディレクター（SD）は9月30日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会にて最後の挨拶を行った。この模様は組織委員会関係者にオンラインで配信され、関係者からは室伏SDに対する惜別のコメントが送られた。
室伏氏は「率直に少しさみしいですね。やはり6年3カ月取り組んできましたので、来年を残して離れてしまうのは寂しいというのが率直な感想です」とコメント。さらに「ぜひ今後も頑張っていただきたいと思いますし、必ず来年（Tokyo 2020の）成功に結びつけていただきたいと思います」とエールを送った。
室伏氏は、前任者である1988年ソウル五輪100メートル背泳ぎ金メダリスト・鈴木大地氏の任期満了につき、スポーツ庁長官を引き継ぐ。
後任のSDには、1988年ソウル五輪シンクロナイズドスイミング（現アーティスティックスイミング）で銅メダルを獲得した小谷実可子氏の就任が発表されている。
小谷実可子氏のスポーツディレクター就任について

Koji Murofushi

スポーツ庁長官就任の室伏広治SD、Tokyo 2020組織委員会で最後の挨拶

アテネ2004金メダリストで東京2020のスポーツディレクターを務める室伏氏が、オリンピックに新競技が与えるインパクトについて語ると共に、日本人選手にアドバイスを贈った。

Koji MUROFUSHI

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特集

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オリンピックでの結果

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オリンピックでの結果

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