スポーツクライミングのリード・ワールドカップ印西2019が10月26日、千葉県印西市の松山下公園総合体育館で開幕した。初日のこの日、女子予選に続き男子予選も行われ、是永敬一郎が2位で日本人トップになったほか、波田悠貴、藤井快ら計9人の日本勢が準決勝に進んだ。
IFSC(国際スポーツクライミング連盟)主催の同大会はリードのみのワールドカップシリーズ。リードはロープをつなげたハーネスを装着し、高さ12m以上の壁をどこまで登ることが出来るかを競う種目。高度のある傾斜の強いコースを登るため、それに対する筋力と最短の手数で登る判断力が求められる。
Tokyo2020(東京オリンピック)スポーツクライミング複合(コンバインド)男子代表の楢崎智亜は欠場した。
11人の男子日本勢のなか、是永は1本目を完登、2本目は38+まで登り、予選を2位で通過。波田悠貴が3位、藤井快が5位、清水裕登が7位、原田海が8位、田中修太が15位、杉本怜が18位、本間大晴が20位、楢崎の弟・明智は21位だった。
決勝と決勝は男女とも10月27日に行なわれる。大会の模様は国際スポーツクライミング連盟のYouTubeチャンネルにてライブ配信される予定。
IFSCリードW杯:日程・放送予定
10月27日(日)
- 10:00~12:10:男女準決勝
- 16:00~16:50:女子決勝
- 17:15~18:05:男子決勝
IFSC公式YouTubeチャンネルにてライブ配信
オリンピック関連情報
スポーツクライミングは東京オリンピック(TOKYO2020)から新たに競技種目に追加された。オリンピックではリード単体での競技ではなく、「リード」「ボルダリング」「スピード」の3種目の複合(コンバインド)で行われる。
東京オリンピック代表内定者
【男子】
- 楢崎智亜
【女子】
- 野口啓代
8月に開催されたIFSCクライミング世界選手権で上位7名に入ったうち最上位選手(各国最大1名)が東京オリンピックの同種目代表に内定することになっていた。男子では同大会で優勝した楢崎智亜が、女子では準優勝だった野口啓代が代表に内定した。残る開催国枠となる男女各1枠は11月のオリンピック予選大会などで争われる。