【サッカー】日本代表主将・吉田麻也「我慢勝負だった」…アジア最終予選2敗目も切り替えを強調

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Maya Yoshida
(Getty Images)

FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022出場権を懸けたアジア最終予選「Road to Qatar」。その第3戦が行われ、SAMURAI BLUE(日本代表)は現地時間10月7日にアウェイ・サウジアラビアで同国代表と対戦、0-1の黒星を喫している。

■森保一監督「方向性は間違っていない」

日本代表を率いる森保一監督は以下のように試合を総括した。

「ミスはあったものの、試合全体で見るとプレッシャーのかかった場面でもGKからつないで相手のプレッシャーをかいくぐったり、相手ゴールに迫ったりと、選手たちはチャレンジしており、私たちの狙い通りのトライをしてくれた」

しかし試合は71分にパスミスから先制をされると、その後の反撃もむなしく敗戦となった。

「ハードワークと戦術については良い戦いができたと思います。選手たちは非常にハードワークしてくれて、勝ってもおかしくない試合をしてくれた。失点の場面では少し疲労が出て、パスが相手に行く形になった。こういう拮抗した、ギリギリの戦いの中でミスを突くのか突かれるのか。これが結果につながったと思います」

またチーム作りについては「方向性は間違っていないと思っています。今日の試合を含め、これまでの戦いを振り返り、より強固なベースが作れるように、結果につながるように考えたい。少しずつ修正を加えながら目標に向かいたい」と語り、「W杯に行きたいという気持ちを持ち続けてチャレンジすれば、必ずチケットはつかみ取れる」と今後の戦いに自信を見せた。

■吉田麻也「2敗まではできる」と早く切り替えたい

「我慢勝負だった。どちらにも小さなチャンスやミスがあった中、1つのミスを突かれた。そのワンチャンスをものにしたサウジアラビアが勝ちに値した。後半に畳み掛けたかったが、プレーができなかった」

そう語る日本代表のキャプテン・吉田麻也(サンプドリア/イタリア)は次のように試合を分析する。

「相手のストロングポイントは事前に把握できており、クロスは上げられたものの、最後のところでは守れていた。ただ後半はもっとボールを保持したかった。前半も厳しい時間帯はあったが、ボランチを経由してキープできていた。後半はそれができなくなり、キープして休んだりいなしたりしないといけない時間帯にボールを奪われる回数が増えてしまった」

攻撃については「鎌田大地や大迫勇也、南野拓実に縦パスが入った時はいい形ができたものの、小さいミスが多くあり、その結果、相手に流れを持っていかれて疲労も蓄積した」と述べた。またチームについて「いい雰囲気ではない」としながらも、「前回も2敗をしているので、2敗まではできるとポジティブに考えたい」と早く切り替えることが重要だと強調した。

試合後のフラッシュインタビューで相手サポーターのヤジに激昂した件について質問されると「差別的なジェスチャーがあった」と回答。具体的な内容については「事務方からFIFAやAFC(アジアサッカー連盟)にレポートが行くようにするのでここでは控えます」とした。

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