日本女子サッカーリーグ・2020プレナスなでしこリーグ1部は9月19日から21日にかけて第11節の5試合を実施。21日には、浦和レッドダイヤモンズレディーとINAC神戸レオネッサによる上位対決が行われた。浦和は、ホームの浦和駒場スタジアムで4-1の快勝を収めた。
この試合ではなでしこジャパン(女子サッカー日本代表)のストライカー・菅澤優衣香がハットトリックと活躍している。
日本代表に選手を多数送り込んでいる強豪同士の対戦。前日に2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザが敗れたため、首位の浦和、3位のI神戸の両者にとっても勝ち点3がより大きな意味を持つ。浦和が勝てば2位との勝ち点差が8に開き、独走状態となる。I神戸が勝てば2位に浮上すると同時に、優勝争いは混戦となる。そのため、今季のリーグ戦の行方を左右する重要な一戦となった。
試合開始から積極的なプレッシングを仕掛けた浦和が先制。相手GKのミスキックを拾った菅澤が、そのまま冷静に20メートルの距離から無人のゴールに流し込んだ。34分には、縦パスから裏に抜け出した菅澤が2点目を決めた。I神戸に1点を返され、2-1で前半を終えたものの、後半立ち上がりの48分、菅澤は味方の獲得したPKをゴール右下に決め、ハットトリックを達成。60分にも日本代表の猶本光が4点目を決めて、試合を決定づけた。
菅澤優衣香のコメント
「立ち上がりの早い段階でまず1点、2点取れたのは良かったのですが、前半で1失点してしまった部分はもったいなかったのかなと思うところはあります。後半もしっかりと自分たちのボールの時間も多く持てましたし、その中でしっかり1点、2点とまた積み重ねて、後半は失点ゼロで抑えられたので良かったと思います」