スイスのメイリンゲンで行われているクライミングW杯は、現地時間6日にボルダリングの準決勝と決勝が行われ、日本勢は男子は楢崎智亜(TEAM au)、女子は野口啓代(TEAM au)が2位に入った。
昨季年間優勝を果たした野中生萌不在の中で行われた女子ボルダリング。準決勝には日本勢2人が参加したものの、伊藤ふたば(TEAM au)は上位6人で行われる決勝に進めず。野口が女子では日本勢でただ一人、決勝へと駒を進めた。決勝で、野口はヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)と並び、4課題のうち3つを完登。完登した課題数が並んだため、要したトライ数の少なかったガンブレットが優勝となり、野口は2位となった。3位は2課題をクリアしたショウナ・コクシ―(イギリス)だった。
準決勝参加20選手のうち、8人を日本勢が占めた男子ボルダリング。緒方良行(神奈川大学)、石松大晟(Base Camp)、土肥圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)が準決勝敗退となったものの、楢﨑智亜(TEAM au)、杉本怜(マイナビ)、藤井快(TEAM au)、高田知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)の4選手が決勝進出を果たした。決勝ではただ一人全4課題を完登したアダム・オンドラ(チェコ)が優勝。3課題完登の楢崎智亜が2位、2課題完登の杉本が3位に入り、藤井は4位、高田が6位だった。
国別ランキングでは、322ポイントの日本が213ポイントのスロベニアに大きく差をつけて首位に立っている。
クライミングW杯第2戦モスクワ大会(ボルダリング、スピード)は4月12~14日に行われる。