【訃報】志村けんさんが新型コロナウイルスにより死去…東京五輪の聖火ランナーは叶わず
スポーツ界からも追悼コメントが続々
タレントの志村けんさん(本名=志村康徳)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺炎で死去したと、所属事務所のイザワオフィスが3月30日に発表した。志村さんは地元・東京都東村山市で、東京オリンピックの聖火ランナーを務める予定だった。
イザワオフィスの発表では、志村さんは3月29日23時10分に新型コロナウイルス肺炎により満70歳で死去した。通夜及び葬儀はご遺族の意向により、近親者のみにて執り行われる。なお、「お別れの会」などの実施については、遺族と相談の上、決定次第発表される。
志村さんは3月17日に倦怠感を訴え自宅で静養をしていたが、20日に医師による診察で重度の肺炎と診断され都内の病院に緊急入院。その際に新型コロナウイルスの検査を実施したところ、陽性と判明した。
志村さんは東京都東村山市出身で、延期となった東京オリンピックの聖火ランナーを、7月14日に同市で務める予定となっていた。東村山市の渡部尚市長は30日、自身のTwitterで追悼コメントを発表した。
東京都の小池百合子知事も志村さんの訃報を受け、哀悼の意を表明。志村さんの死を悼むとともに、改めて新型コロナウイルスへの警戒を強調し、終息を目指し取り組んでいくとした。
スポーツ界からも追悼コメントが続々と届いている。スペイン・リーガエスパニョーラのエイバル所属の乾貴士は、志村さんの死を悼むとともに、コロナウイルスに対しより一層の注意を喚起している。
陸上・短距離で東京オリンピック出場を目指す桐生祥秀や、レスリング女子55キロ級でオリンピック三連覇の吉田沙保里らも追悼コメントを発表した。
志村さんの出身地である東村山市をホームタウンのひとつとしている、明治安田生命J1リーグ・FC東京も30日にクラブ公式Twitterを更新し、追悼コメントを発表。志村さんは2014年、FC東京のホーム開幕戦にゲストとして味の素スタジアムに来場し、イベントを行った。