2019年12月の「EAFF E-1 サッカー選手権」や2020年1月の「AFC U-23選手権」に出場した橋岡大樹は、東京五輪での活躍が期待できる選手の一人。浦和レッズで経験を重ねて成長を遂げる橋岡のプレースタイルや経歴を紹介する。
①:空中戦の競り合いや球際で強さを発揮
運動量が豊富で、空中戦の競り合いや球際で強さを発揮。複数のポジションを高いレベルでこなせるため、クラブだけでなく代表チームでも指揮官からの信頼が厚い。
②:ポジションはウイングバックやサイドバック
4バックの場合はサイドバックとセンターバック、3バックの場合は後ろ3枚のほかにウイングバックもこなせる。浦和レッズユース時代はセンターバックとして試合に出ることが多かったが、昨シーズンの浦和レッズではウイングバックとして起用され、今シーズンのリーグ開幕戦ではサイドバックとして出場している。
③:浦和レッズアカデミー出身
橋岡は1999年5月17日生まれ、埼玉県さいたま市出身。浦和大久保サッカー少年団(さいたま市立大久保東小学校)から浦和レッズジュニアユース(さいたま市立上大久保中学校)に入ると、中学3年生で浦和レッズユースのレギュラーポジションを勝ち取った。
④:高校3年生の時にルヴァンカップデビュー
浦和レッズジュニアユースから浦和レッズユース(埼玉県立志木高校)に昇格。2017年5月、Jリーグの公式戦に出場可能なユース(第2種)所属選手として登録され、2017年8月30日、JリーグYBCルヴァンカップのセレッソ大阪戦で公式戦デビューを果たす。当時の背番号は44だった。
⑤:プロ1年目の4月にJリーグ初出場・初得点
プロ1年目の2018年4月11日、ヴィッセル神戸戦でJリーグデビュー。10月7日のベガルタ仙台戦ではJリーグ初得点を記録。1年目は25試合に出場した。プロ2年目の2019シーズンは18試合に出場し、7月20日のジュビロ磐田戦と10月6日の清水エスパルス戦で得点を挙げた。
⑥:U-23日本代表だけでなくA代表にも選出
2019年12月に韓国で行われた「EAFF E-1 サッカー選手権」は日本代表として2試合に出場した。また、2020年1月にタイで開催された「AFC U-23選手権」は全3試合にフル出場して、右のウイングバックや3バックの右に入った。東京五輪での活躍にも期待が集まっている。
⑦:橋岡家はスポーツ一家
橋岡の父親は学生時代に大宮東高校の野球部に所属し甲子園を目指していたが、埼玉県大会の決勝で敗退して夢をかなえることはできなかった。母親は陸上200mの全中チャンピオン。3歳上の兄・和樹は浦和レッズユース、明治大学サッカー部を経て、現在はアルビレックス新潟シンガポールでキャプテンを務めている。
⑧:走り幅跳びの橋岡優輝はいとこ
いとこの橋岡優輝は陸上・走り幅跳びの選手で、昨年の世界選手権は日本人初入賞の8位と活躍した。今年元日にはインスタグラムに、いとこ・橋岡優輝(左)や兄・橋岡和樹(中央)とくつろぐ様子の写真を公開した。
⑨:チームメートの写真をインスタグラムで公開
U-23日本代表のチームメートでジュビロ磐田に所属する小川航基と仲が良く、インスタグラムに2ショットの写真を頻繁に公開している。2019年のクリスマスイブはマジョルカの久保建英と共に過ごした。