新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が5月25日、全国で解除されたことを受け、日本サッカー協会(JFA)は同日、サッカー活動の再開における各種の留意点を「JFAサッカー活動の再開に向けたガイドライン」として公開した。国内リーグも再開に向けて始動している。
「JFAサッカー活動の再開に向けたガイドライン」は、タイトルこそ都道府県サッカー協会・地域サッカー協会向けとなっているが、内容は事業の実施・運営だけでなく、チームの活動に関するものも含まれており、JFA公式サイトからPDF形式でダウンロードすることが可能となっている。
Jリーグは25日、緊急事態宣言の全面解除を受けて村井満チェアマンがコメントを発表。「明るい兆しが見えてきたことを嬉しく思う一方、決して気を緩めることなく、国民の皆さまの健康を第一にした安全な再開に向けて、より一層努めていく所存です」と決意を新たにした。また緊急事態宣言の対象であった、東京都のFC東京や神奈川県のSC相模原などが、26日から練習を再開している。
日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)は26日、適切な感染予防対策の実施を前提に、チームに対する活動自粛要請を解除した。当初は全32チームに対し、31日までの自粛を要請していたが、緊急事態宣言の解除を受け、前倒しされることになった。