国際卓球連盟(ITTF)は4月16日、最新の世界ランキングを発表した。女子シングルスで、Tokyo2020(東京五輪)代表に内定している伊藤美誠スターツ)が2位に浮上し、日本勢歴代最高位となった。男子シングルスの張本智和(木下グループ)は、前回より1ランク上がり、4位となっている。
女子シングルスでは、カタールオープン(3/3~3/8/ドーハ)で準優勝だった伊藤が、前回より順位を1つ上げ2位に浮上した。これにより、1991年に現行のランキング制度が始まって以来、日本勢最高位となった。これまでは、伊藤と石川佳純、男子の張本智和の3位が最高だった。伊藤ともに東京オリンピック代表に内定している石川佳純(全農)は9位、平野美宇は11位で前回と変動はなかった。1位は伊藤がカタールオープン決勝で敗れたチェン・ムン(中国)だった。
男子シングルスでは、東京オリンピック日本代表の張本智和が4位、1つ順位を落とした丹羽孝希が13位となっている。団体戦で東京五輪代表に内定している水谷隼は、前回より2ランク落とし17位だった。上位3選手は変動なく、ファン・ジェンドン(中国)、キョ・キン(中国)、マ・ロン(中国)の順となっている。
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で国際大会が中断されているため、今週末までに発表される4月分を最後に、世界ランキングは活動が再開されるまで凍結されることが決まっている。
東京オリンピック代表内定選手
シングルス
<男子>
- 張本智和、丹羽孝希
<女子>
- 伊藤美誠、石川佳純
混合ダブルス
- 水谷隼/伊藤美誠ペア
団体戦
<男子>
- 張本智和、丹羽孝希、水谷隼
<女子>
- 伊藤美誠、石川佳純、平野美宇
日本卓球協会(JTTA)は、延期された東京五輪の日本代表内定選手を維持することを既に発表している。