冨安健洋について知っておくべき9のこと|ポジションや経歴、私生活について紹介

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
ボローニャでは右サイドバックを務める冨安健洋

セリエAボローニャでレギュラーポジションをつかんだ冨安健洋は、Tokyo 2020(東京五輪)に臨む日本代表のディフェンスラインでも重要な役割を担う。アビスパ福岡からベルギー1部シントトロイデンへ渡った後、現在はイタリアで奮闘する冨安のプレースタイルや経歴を紹介する。

①:攻撃力を生かしたプレースタイル

身長188cm、体重84kgという恵まれた体格を生かし、現在所属するボローニャではスピードや攻撃的な能力も評価され右サイドバックを務めている。最後尾からの組み立てが得意で、前にボールを運ぶ技術も併せ持つ。

②:複数のポジションをこなせる強み

2016シーズンの福岡ではボランチとして試合に出場。2017シーズンの福岡や2018-2019シーズンのシントトロイデンではセンターバックを任されていた。日本代表ではセンターバックの他にボランチで起用されることもある。またボローニャでは右サイドバックを任されているように、複数のポジションをこなせることは冨安の強みの一つだ。

③:16歳で天皇杯デビュー

冨安は1998年11月5日生まれ、福岡県福岡市出身。三筑キッカーズ、福岡U-15、福岡U-18を経て、2015年5月に福岡の2種登録選手となった。同年10月、16歳で天皇杯3回戦FC町田ゼルビア戦にフル出場を果たしている。

④:17歳で福岡とプロ契約、リーグ戦10試合に出場

17歳で福岡とプロ契約を結ぶと、1年目の2016シーズンはJ1リーグ10試合、ルヴァンカップ5試合、天皇杯1試合に出場。当時はセンターバックよりもボランチとして出場することが多かった。2年目の2017シーズンはJ2リーグ35試合、天皇杯2試合に出場している。

⑤:ベルギー1部シントトロイデンでリーグ戦27試合に出場

福岡は2018年1月、冨安のベルギー1部シントトロイデンへの完全移籍を発表。冨安はU-15から7年間在籍したアビスパを離れ、海外挑戦に踏み切った。2018-2019シーズンはリーグ戦27試合に出場している。シーズン終了後、シントトロイデンのサポーターグループがシーズン最優秀選手に冨安を選出した。

⑥:イタリア・セリエAのボローニャでレギュラーを獲得

2019年7月、シントトロイデンは冨安のイタリア・セリエA ボローニャへの完全移籍を発表。現地のメディアは移籍金が700万ユーロ(約9億円)だったと報じた。ボローニャ移籍後は指揮官の信頼を得てレギュラーポジションをつかんだ。2020年2月に行われたウディネーゼ戦では冨安のパスからゴールが生まれている。

⑦:19歳でA代表デビュー

2016年10月にAFC U-19選手権バーレーンで優勝を経験すると、その2年後の2018年10月にデンカビッグスワンスタジアムでキリンチャレンジカップのパナマ戦が行われ、冨安は19歳でA代表デビューを果たした。

⑧:20歳でA代表初ゴール

2019年1月に行われたAFCアジアカップでは、ラウンド16のサウジアラビア戦に出場し、20歳でA代表初ゴールを記録した。同年6月にはブラジルでコパアメリカに出場するなど、日本代表のセンターバックに定着した。

⑨:現在21歳、趣味は買い物

最近は買い物をしてリフレッシュしているという冨安。昨年11月5日には21歳の誕生日を迎え、海を眺める後ろ姿の写真と「前を向いてポジティブに上を目指して頑張ります!」というメッセージを自身のインスタグラムに公開した。

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