トライアスロンの起源と歴史|オリンピック競技の起源

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
リオデジャネイロ五輪トライアスロン

トライアスロンは、水泳・自転車ロードレース・長距離走を連続して行う競技。その歴史はまだ浅く、オリンピックではTokyo2020(東京五輪)で6大会目の実施となる。ここではトライアスロンの起源と歴史、強豪国について紹介する。

トライアスロンの歴史は浅く、起源は1974年

トライアスロンは、水泳・自転車ロードレース・長距離走の3種目を、この順番で連続して行う競技である。その起源は1974年アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで開催された「ミッションベイ・トライアスロン」と、比較的新しいスポーツだ。1989年に国際トライアスロン連合(ITU)が設立され、2000年シドニーオリンピックで男女とも初めて実施された。シドニー五輪では総距離51.5km(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)で行われ、以降はこのレース距離がオリンピック・ディスタンスと呼ばれるようになった。

欧州、オセアニアが強豪

これまでのオリンピックではヨーロッパ勢の活躍が目立ち、イギリス勢とスイス勢が2つずつ金メダルを獲得している。オーストラリア、ニュージーランドのオセアニア勢はそれぞれ5個、3個のメダルを獲得している。男子の「世界トライアスロンシリーズ」では、2013年からハビエル・ゴメス(スペイン)が3連覇、2016年からはマリオ・モーラ(スペイン)が3連覇と、スペイン勢が強さを見せている。

日本勢はオリンピックで初めての実施となったシドニー大会から続けて出場しており、北京大会では井出樹里が5位入賞を果たした。

主な国際大会

ITU世界トライアスロンシリーズ

ITU主催で、トライアスロン世界最高峰の大会。1989年から毎年開催されている。レース距離はオリンピックディスタンスで実施される。2008年までは1大会で行われていたが、2009年からは複数大会を行い、成績に応じて与えられるポイントの合計で勝者を決めるシリーズ制に変更された。

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