【テニス】今夏のウインブルドンが中止…フェデラー「途方に暮れている」

1 執筆者 鈴木花
昨年のウインブルドン選手権でも存在感を発揮したロジャー・フェデラー(写真は2019年大会)

現地時間の4月1日、テニス『ウインブルドン選手権』の運営組織は、公式サイトを通じて今夏の開催の中止を発表した(リンク)。4大国際大会のひとつであり、今年は6月29日から7月12日までの開催が予定されていた。今年で迎えるはずだった第134回大会は、来年2021年の6月28日から7月11日にかけて行われる。

公式サイトでは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大を受けて、英国政府や公共衛生担当機関と協議の末、英国市民、世界中からやって来る観客や選手、スタッフや関係者の健康や安全を優先させる旨を発表している。

1877年に第1回が行われたウインブルドン選手権だが、今大会は第1次世界対戦(1914-1918年)と第2次世界対戦(1940-1945年)の2つの大戦以外の理由で初めての中止となった。同声明のなかで、チケットは返金され、2021年大会の同じ日程とコートのチケットを購入する機会を与えられると説明している。

この決定に、ロジャー・フェデラーは自身のツイッター上で「途方に暮れている」と綴った。女子のアンゲリク・ケルバーはTokyo2020(東京五輪)に続きウインブルドン選手権が中止になり、がっかりしたことを記した上で、「より重要なものに集中しなければならないことをよく分かっている」と理解を示した。

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