2020年6月~7月にかけて開催予定だったグランドスラム大会、ウィンブルドンが新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年大会は中止となることが正式決定した。
ウィンブルドンの中止は元女王など現役選手たちにとってもショッキングだったようだ。
グランドスラム23勝、全英を過去7度制しているセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)は『Twitter』でウィンブルドン公式をリツイートしながら「ショックだわ……」とコメントを発している。
2019年の全英を制したシモーナ・ハレプ(ルーマニア)は「今年のウィンブルドンが開催されないなんて、とても悲しい……。昨年の決勝は私にとって人生最も幸せな日だったわ。ただ、今はテニスよりも大きな問題に直面しているのは周知のとおり。きっとウィンブルドンは戻ってくると信じている。そして私は少しでも長くこのタイトルを守れるようにしなくちゃ!」と綴った。
2011年、2014年大会で2度優勝したペトラ・クビトバ(チェコ)も「この決断はとても難しいものだったと思う。だけどここまで公式戦のスケジュールに穴が開く事態は過去に例がない。またすぐに美しい芝の上でプレーしたいと思っているわ。きっと来年こそは万全の状態で大会を迎えられると信じている。今すべきことは自宅で待機すること」と大会中止について残念な意向を示すともに、感染症対策の重要性も強調している。