【サッカー】日本がセルビアに1-0で勝利、森保一監督「全体の底上げができている」

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2021 Getty Images)

男子サッカーの国際親善試合・日本代表(SAMURAI BLUE)対 セルビア代表が6月11日、ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)で開催。48分に伊東純也(KRCヘンク/ベルギー)がゴールを奪い、日本が1-0で勝利を収めた。

日本代表・森保一監督はセルビア代表の印象を「局面でのインテンシティが高く、我々の攻撃に対し、時間とスペースを与えてくれない。最後はこじ開けさせないというフィジカルの強さ、戦術の強固さを感じた」と語り、「強度が強い相手に対し、戦えるかを選手個々で見られた。相手DFが厳しく来る中で突破につながる技術を発揮し、狙いを持って攻撃をできたかということが見られた」と試合を振り返った。

■各選手にとって代表の活動が成長するきっかけや刺激になると嬉しい

現在日本代表は、U-24代表に一部の主力選手が合流しており不在。また、これまでFWの主力として起用されてきた大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)も離脱している。そのような状況でのセルビア戦を森保監督は「戦術的なオプションを試す機会」と捉えていた。また、戦術的なオプションについては「今後も試していきたい」とコメント。その意図については「コロナ禍でどういうメンバーになるか分からない。怪我やアクシデントなどの不測の事態にも対応できるよう、勝利を目指す上でできることはチャレンジしていきたい」と説明した。

セルビア戦ではオナイウ阿道(横浜F・マリノス)が代表デビューを飾るなど、複数の国内組が出場機会を得た。森保監督は国内組を「元々実力のある選手たち」と評価し、選手の今後の成長にも期待を寄せる。

(国内組と海外組が)お互いがプライドをもって練習から真剣勝負、戦いながら高め合っている。短いキャンプでも選手たちの成長、レベルアップが見られて嬉しい。代表の活動が成長するきっかけや刺激になるとうれしい。

■選手たちが全体の底上げができていることを示してくれている

ミャンマー戦(5月28日/10-0で勝利)、U-24日本代表戦(6月3日/3-0で勝利)、タジキスタン戦(6月7日/4‐1で勝利)、セルビア戦と各試合で出場選手が変わる中で結果を出せている日本代表。森保監督は「選手が練習からコンセプトを理解し、互いに刺激し合いながら練習から激しく厳しく切磋琢磨している」と述べ、チームの底上げへの手応えを語る。

チームが1試合ずつ変わっていく中で、前の振り返り、チームとして成果と課題を選手たちが共有している。練習は少ないが、全体の底上げができていることは選手たちが結果で示してくれている。
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