ドイツ国営放送『ARD』は現地時間9月5日、UEFA(欧州サッカー連盟)ネーションズリーグ・リーグBを戦うチェコ代表が、7日のスコットランド代表戦でメンバーを総入れ替えで戦うと報じた。チェコ代表もSNSで、その旨を発表している。
4日のスロバキア代表戦に備えた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で、チェコ代表はスタッフの2人が陽性反応が出ていた。これを受けて、当該スタッフたちと濃厚接触があったパトリック・シックら2選手を隔離。スロバキア戦には出場しなかった。
当初、チェコサッカー協会は「新型コロナウイルスの感染拡大の可能性をおそれ」、7日にオロモウツで開催されるホームゲームを辞退する意志を見せていた。しかしUEFAによる説得を受け、予定通り開催する運びとなった。
ところが、オロモウツの衛生当局が、金曜日のスロバキア戦に帯同した全選手およびヤロスラフ・シラビー監督らスタッフ陣のスタジアム入りを禁じた。これにより、チェコサッカー協会は急きょ、UEFAの規定である最低人数(13人)の選手を集める必要に迫られている。
「チェコサッカー協会は、各クラブと連絡を取り合い、どの選手が出場できるか確認している」と公式声明を出したものの、状況は混沌としている。今後は、各国の代表チームも複数のバックアップが必要になることが明らかになった。