日本プロサッカーリーグ・Jリーグは6月22日、日本野球機構(NPB)と連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」第10回会議のレポートを公式サイトに掲載。この中で、イベント開催制限の段階的緩和の目安がステップ3となる7月10日に、有観客で試合を開催する方針が確認された。
Jリーグの村井満チェアマンは19日にプロ野球が開幕したことを受け、「スポーツが我々国民を豊かにしてくれる、活力を与えてくれる。そうした思いを新たにしました。開幕に向けて努力されました日本野球機構、プロ野球各球団の皆さまに、あらためてお祝いを申し上げたいと思います」とメッセージを送った。一方、明治安田生命Jリーグは、27日にJ2とJ3が再開・開幕。7月4日にJ1が再開される。Jリーグも当面は無観客試合(リモートマッチ)となるが、7月10日から有観客で開催する方針を確認。観客数は5000人か、収容人数の50パーセントの少ない方となる。
■モンテディオ山形が異例の呼びかけ
J2のモンテディオ山形は6月20日、公式サイトなどを通じて「非公開練習時の見学はお控えください」と呼びかけた。山形によれば20日の練習中、見学者が練習場付近に訪れ、クラブスタッフが繰り返し対応を行う事象が発生したとのこと。「チームは重要な時期に入っています。お客さまとチームの安全を確保するため、新型コロナウイルス感染防止のためにも、ご理解の上、良識ある行動をお願いします」と訴えている。
■名古屋グランパス、ジョーとの契約を解除
J1の名古屋グランパスは6月21日、元ブラジル代表FWジョーとの契約を解除したと発表した。「正当な理由により」としながらも、「この件につきましては現在、FIFA Dispute Resolution Chamber(FIFA紛争解決室)に委ねています」とのただし書きが行われた。
名古屋は移籍先など、ジョーに関する情報を記していないものの、ジョーは17日にSNSで帰国・復帰をにおわせる画像を投稿。ジョーの古巣であるコリンチャンス(ブラジル)も18日、ジョーの復帰を伝える投稿を行っている。
■ヴィッセル神戸、イニエスタらが座禅修行
J1のヴィッセル神戸は6月21日、公式SNSを更新。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらが座禅している様子を投稿した。その意図について「試合に向けて精神統一を行いました」と説明している。