日程、メッセージ、参加方法など“WeThe15”について知っておくべきこと

東京で開催されるパラリンピックを目前に控え、世界に12億人いるといわれる障がい者への差別をなくすことを目的としたキャンペーン、WeThe15がスタートした。

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(Getty Images for International Paralympic Committee)

8月24日に開幕する東京2020パラリンピック競技大会を前に、10年間にわたるキャンペーン、WeThe15が8月19日に開始され、世界のランドマークが紫色にライトアップされた。

障がい者は地球上の人口の15%を占めており、“WeThe15”は、彼らを代表して史上最大規模の人権運動を展開し、障がい者に対する差別をなくすことを目的としている。

WeThe15が発信する重要なメッセージとは?

  • 障がい者は私たちの世界の15%を占めており、人類の多様性の一部。
  • WeThe15は、世界の12億人の障がい者を代表し、その生活を変革する、史上最大の人権運動を目指す。
  • WeThe15は、民族、性別、性的指向と並んで、障がい者をインクルージョンの課題の中心に据える。
  • 今後10年間で、WeThe15は、障がい者に対する差別をなくし、障害者の可視化、アクセシビリティ、インクルージョンを公にキャンペーンする世界的な運動として活動することを目指す。
  • WeThe15は、スポーツ、人権、政策、ビジネス、芸術、エンターテイメントの世界から国際的な組織を集めた、これまでで最大の連合体。
  • WeThe15は、世界人口の15%を占める世界最大の過小評価されたグループのために変化を起こすため、今後10年間、政府、企業、一般市民と協力していく。
  • 誰もが変化を起こすことができる。

WeThe15:意識の向上

  • このキャンペーンは、意識を高め、姿勢を変え、より多くの機会を創出し、アクセシビリティを向上させることを目的としている。
  • そのためには、障がい者をダイバーシティ&インクルージョンの中心に据えることから始める。
  • WeThe15は、障がい者の社会的包摂を推進するために、今後10年間でさまざまな活動を行うことを計画している。
  • また、障がい者の可能性を引き出し、社会の一員として活躍することを妨げている社会的・制度的な障壁を取り除いていきたい。
  • そうすることで、障害者の認知度、可視性、代表性を高めることが可能になる。

WeThe15キャンペーンの主な日程

2021年8月19日

WeThe15は日本時間の19日07:00にスタートし、キャンペーンフィルム、ソーシャルメディアコンテンツ、シンボルマーク、ハッシュタグ「#WeThe15」などが、この運動を支持する人々によってチャンネルを超えて共有される。

また、東京スカイツリー、ロンドン・アイ、ローマ・コロッセオなど、世界の125以上のランドマークがキャンペーンに賛同して紫色に点灯する。

2021年8月24日

パラリンピックの開会式では、WeThe15を紹介するコーナーが設けられる。

IPC会長のアンドリュース・パーソンズが、このイベントを見守る2億5千万人の世界中の視聴者に向けて、キャンペーンフィルムを紹介。

8月24日~9月5日

大会開催が1年延期になったが、この2週間を通して、当初予定されていた2020パラリンピック競技大会が東京で開催される。

WeThe15は、この期間を利用し、観客やパラリンピアンなどに参加してもらい、オンラインでムーブメントを成長させ続ける。

9月5日

東京で開催されるパラリンピック競技大会の閉会式が行われる。

この日もWeThe15に参加している国際的なリーダーからの応援メッセージビデオを含むキャンペーン専用のコーナーが設けられる。

9月6日以降

パラリンピック後は、真の変化をもたらすことを目的とした10年間のプログラムの始まりとなる。

コンテンツは、本キャンペーンのソーシャルメディアチャンネル「@WeThe15」で引き続き共有される。

誰がWeThe15に携わっている?

国際パラリンピック委員会(IPC)をはじめ、スポーツ、人権、政策、ビジネス、アート、エンターテインメントなど、さまざまな組織が協力。

これは史上最大の組織連合と言われており、あなたも参加することができる。

WeThe15に参加し、サポートする方法

各種コンテンツを共有するだけでも、WeThe15キャンペーンをサポートできる。

教育リソースから、関係者へのインタビューまで、WeThe15はTwitterやInstagramの@WeThe15、そしてFacebookのパラリンピックページで共有していく。

また、www.wethe15.org でキャンペーンの詳細をご覧いただき、私たちがどのように社会の変革に貢献できるかを知ってもらいたい。

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