東京2020 バスケットボール:知っておくべき5つのこと

2021年の東京2020でのバスケットボール競技はいつ、どこで行われる?トーナメントの仕組みなど、ここですべてご紹介しよう

1 執筆者 ZK Goh and Samuel Friedman
The USA have dominated the Olympics basketball winners list.
(Getty Images)

2021年7月から8月にかけて開催される東京2020での**バスケットボール**では、アメリカがメダル獲得を狙っている。

チームUSAは、これまでのオリンピックでのバスケットボール競技で、男女あわせて30のうち28個のメダルを獲得している(うち23個が金メダル)。世界屈指の強豪は、この夏、日本の首都で再び圧倒的な強さを発揮することだろう。

注目すべき選手は誰か?競技はどのような形式で行われ、どこで開催されるのか?ここでは、2021年の東京2020でのバスケットボールについて、知っておくべきことをご紹介する。

東京2020バスケットボールの注目選手

注目は、**ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)**所属の選手たちだ。NBAのレギュラーシーズンは、オリンピック最終予選が行われる約1ヶ月前の5月に終了するため、プレーオフに勝ち残ったチームの選手は、本大会を欠場する可能性も考えられる。

しかし、たとえ**レブロン・ジェームズケビン・デュラント**、アンソニー・デイビスらが欠場したとしても、チームUSAは十分カバーできるほど層が厚い。

アメリカ以外では、2004年大会のチャンピオン、アルゼンチンと、男子の現世界王者スペインが脅威の存在だ。また、八村塁を擁するホスト国の日本も侮れない。

一方、NBAのプレーオフの動向は、ヨーロッパ勢のチーム構成にも影響を及ぼしそうだ。

女子の大本命は、なんといっても1996年のアトランタ大会以来、すべての金メダルを獲得しているチームUSAだ。ブレアナ・スチュワートエレーナ・デレ・ダンらの活躍が期待されている。

WNBAにはかつてないほど多くのタレントが集結している。アメリカ女子チームは7大会連続の金メダル獲得を目指して東京に臨む。

東京2020でのバスケットボール日程

男子のトーナメントは2021年7月25日から8月7日まで,女子は2021年7月26日から8月8日まで行われる。

予選ラウンドの終了日は8月1日(男子) / 8月2日(女子)。以下は決勝トーナメントのスケジュールだ(時間はすべて日本標準時):

  • 男子準々決勝:
  • 8月3日(火) (10:00, 13:40, 17:20, 21:00)
  • 男子準決勝:
  • 8月5日(木) (13:15, 20:00)
  • 男子決勝戦:
  • 決勝戦:8月7日(土) (11:30 – 13:30)
  • 3位決定戦::8月7日(土) (20:00 – 22:30)
  • 女子準々決勝:
  • 8月4日(水) (10:00, 13:40, 17:20, 21:00)
  • 女子準決勝:
  • 8月6日(金) (13:40, 20:00)
  • 女子3位決定戦:
  • 8月7日(土) (16:00)
  • 女子決勝戦:
  • 8月8日(日) (11:30)

東京2020でのバスケットボール会場

東京2020では、バスケットボールの全試合が、首都圏の北に位置する埼玉県のさいたまスーパーアリーナで行われる。

世界最大級の屋内アリーナで、これまでにNHLアイスホッケー2試合、NBAレギュラーシーズン2試合、2006年FIBA世界選手権、世界フィギュアスケート選手権などが開催されている。

東京2020でのバスケットボール競技フォーマット

男女それぞれ12チームが参加し、6チームずつの2グループに分かれてラウンドロビン形式の予選ラウンドを行う。

各グループの上位4チームが、一戦勝負の決勝トーナメントに進出し、最終的な勝者を決定する。準々決勝では、グループAの最上位チームがグループBの4位のチームと、2位のチームが別グループの3位チームと対戦する。

オリンピック競技としての歴史

男子バスケットボールは、1904年のセントルイス大会でデモンストレーション競技としてオリンピックに導入され、**1936年のベルリン大会でメダル種目となった。女子バスケットボールは、その40年後のモントリオール1976**で初登場した。

アメリカ男子は19個の金メダルのうち15個を獲得しているが、1992年大会までは大学の選手のみが代表メンバーに選ばれていた。バルセロナ大会で初めてNBA選手が参加すると、**「ドリームチーム」**と呼ばれるチームが、あらゆるチャレンジを振り退けて見事金メダルを獲得した。

しかし、**アテネ2004**では、アルゼンチンの黄金世代が大番狂わせを演じて金メダルを獲得。チームUSAは予期せぬショックを受けることとなった。

男子チームと同様、ともすればそれ以上にアメリカの女子チームはこの競技で圧倒的な強さを誇っている。これまでの11大会で、過去6回を含む8大会で優勝。残りの3回は、ソ連(1976、1980年)とEUN選手団(1992年)が頂点に立った。

チームUSAは、2006年以降、国際大会で無敗を継続し、オリンピックでは66勝3敗という華々しい成績を収めている。オリンピックで最後に敗れたのはバルセロナ1992の準決勝、対EUN選手団戦で、他の2敗は女子バスケットボールが初めて登場したモントリオール大会でのものだ。

もっと見る