2021年7月に開催される東京2020では、バスケットボール3X3がシニアオリンピック種目として初登場する。
ハーフコートで行われるこのストリート版バスケットボールは、ユースオリンピックで3度競技種目に採用された。そして今回、日本の首都で、都市型スポーツの魅力を存分にアピールする。
注目の選手は?競技はどのように行われ、どこで開催される?ここでは、オリンピックのバスケットボール3X3について、知っておくべきポイントをご紹介する。
東京2020 バスケットボール 3x3の注目選手
男子の注目チームはセルビアだ。同国には、世界ランキングNo.1のデュサン・ブルトを筆頭に、男子のトップ10に6人が名を連ねている。
ラトビアも強豪国の一角で、ナウリス・ミエジスとカーリス・ラスマニスがトップ5にランクインしているが、まだ大会出場権は得ていない。
アメリカのドミニク・ジョーンズとハンガリーのタマス・イヴォセフも、トップ10入りしている注目選手だ。
女子では、レティシア・グアポ、ミーニャ・トゥーレ、アナ・マリア・フィリップと、世界トップ3の選手が居並ぶフランスが優勝候補。
中国チームにも注目だ。
東京2020でのバスケットボール 3x3日程
競技は男子、女子ともに2021年7月24日から28日まで行われる。
予選ラウンドは7月27日に終了し、同日に準々決勝を行う。
男女とも準決勝と決勝戦は、7月28日に行われる。
東京2020でのバスケットボール 3x3会場
東京2020のバスケットボール3X3は、同じく都市型スポーツであるスポーツクライミングとともに青海アーバンスポーツパークで開催される。この会場からは、東京湾の絶景も楽しめる。
この大会のための用意される特設会場で、パラリンピックの5人制サッカーの会場にもなる。
東京2020でのバスケットボール 3x3競技フォーマット
ハーフコートで行われ、21点先取したチームが勝者となる。スリーポイントラインの内側からのシュートには1点、外側からのシュートには2点が与えられる。10分間のプレータイムを終えて同点の場合はオーバータイムを行い、先に2点を取ったチームの勝利となる。
男女とも8チームが参加する。予選リーグの具体的な形式はまだ発表されていないが、8チームが総当たり戦を行うことになる模様。
上位2チームが7月28日に行われる準決勝への直接出場権を獲得し、続く4チームが7月27日に行われる準々決勝に進出する。
オリンピック競技としての歴史
この種目は、シニアオリンピック競技大会にはこれまで一度も登場していない。
ユースオリンピックでは3度実施され、第1回目のシンガポール2010で初めて国際舞台で注目を浴びた。
男子はセルビア、リトアニア、アルゼンチンが、女子では中国とアメリカ(2回)がユースオリンピックの金メダルを獲得している。