明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪は4月17日、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し、入院していた永石拓海が退院したことを発表した。永石は3月31日にPCR検査を実施し、翌4月1日に陽性判定が出た。また、永石は18日に自身のTwitterを更新し、感染中の経過と症状を報告した。
セレッソ大阪の発表では、永石は4月1日にPCR検査陽性反応が出て入院していたが、2回のPCR検査で陰性判定となり17日に退院した。また、永石と濃厚接触の疑いのある選手・スタッフは現在保健所の健康管理下から外れていることも発表。
トップチームの活動についてセレッソは、「緊急事態宣言が発令されている状況を受け、当面は、全選手、在宅トレーニングを継続する。クラブとして、これまで取り組んできた新型コロナウイルス感染症対策をさらに強化し、より一層、感染拡大防止に努めていく」としている。
永石は18日、自身のTwitterを更新し退院を報告。あわせて、新型コロナウイルス感染中の経過と症状についてまとめ、「少しでも不安に思っている方々の助けになればと思う」とした。永石の経過、症状は以下の通り。
- 3月26日:夜に寝苦しさを覚えたのが始まり
- 3月27日:朝の体温は36.8度。起床時に顔が赤くなっていた。食欲不振を覚えた。練習後に悪寒、倦怠感、軽い咳、頭痛の症状。
- 3月28日:19時30分の検温で37.9度。
- 3月29日:平熱に戻る。嗅覚異常と味覚異常の症状が出る。
- 3月30日:体温は36.2度。痰がらみの咳が出るように。鼻呼吸ができなくなり、肺にも違和感。
- 3月31日:大阪市内の病院でPCR検査を実施。
- 4月1日:PCR検査で陽性判定。
- 4月3日:大阪市内の病院に入院。CT検査で肺に影が見つかる。入院後も嗅覚異常は長く続く。
治療については安静に過ごすというものだったと説明し、医師や看護師は防護服とマスクを着用し治療にあたっていたという。医療従事者は「笑顔で対応してくださり、生活に不自由ないようにサポートしてくれた」といい、「本当に心強く感謝の気持ちでいっぱい」と述べた。