ITTFワールドツアー・オーストラリアOP4日目:日本女子勢が躍進、各種目で準決勝進出。混合ダブルスの水谷・伊藤ペアは決勝へ

1 執筆者 鈴木花
石川佳純は、世界ランク1位の陳夢を相手に逆転勝利で準決勝進出を決めた(写真はワールドツアー・グランドファイナル仁川大会)

現在オーストラリアのジーロングで行われているITTFワールドツアー・オーストラリアオープンは、現地時間の7月12日(日本より1時間早い)に4日目が行われた。今大会では、日本男子勢が不振だったものの、女子勢が躍進している。

女子シングルスでは、石川佳純(全農)と伊藤美誠(スターツ)が準決勝進出を果たした。ラウンド16で佐藤瞳(ミキハウス)との日本人対決を制した石川は、準々決勝で世界ランク1位の陳夢と対戦。1-3で追い込まれた第5セットから怒涛の巻き返しで3セットを連取し、4-3逆転勝ち。試合後には感極まって涙を流す姿が見られた。ラウンド16で同じく平野美宇(日本生命)との日本人対決を勝ち進んだ伊藤は、準々決勝で中国の李佳燚との一戦を4-2で制した。予選から参加していた松平志穂(日本ペイントマレッツ)は、ラウンド16で敗退した。

女子ダブルスでは、平野・芝田沙季(ミキハウス)ペアが準々決勝で中国の陳夢と王曼昱の世界トップレベルのペアと対戦。0-2から追いつき、最終セットまで粘ったものの、惜しくも2-3で敗れた。木原美悠(JOCエリートアカデミー)・長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)は、オーストラリアのペアを破り、準決勝進出。準決勝では、平野・芝田ペアを破った中国の陳夢・王曼昱ペアに0-3のストレート負けを喫した。14歳の木原と17歳の長崎という若手コンビの躍進が目立った。

混合ダブルスでは、水谷隼(木下グループ)・伊藤ペアが、決勝進出を果たした。準々決勝でホスト国オーストラリアのペアを3-0で破ると、準決勝でも台湾のペアにストレート勝ちを収め、優勝に王手をかけた。

7月13日出場選手一覧

女子シングルス準決勝:伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)

混合ダブルス準々決勝:水谷隼(木下グループ)・伊藤美誠ペア

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