石井優希、今季限りの現役引退を発表「最後までファンの皆さんと "ともに" 」

リオ2016とTokyo2020に2大会連続でバレーボール女子日本代表として出場した石井優希が、今季限りとなる2023年6月30日付で現役引退することを、所属チームの公式ホームページならびに自身のSNSにて発表した。オリンピック初出場となったリオ2016において、石井は日本の5位入賞に貢献している。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka/田中幸文
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(2021 Getty Images)

リオ2016とTokyo2020に2大会連続でバレーボール女子日本代表として出場した石井優希が、今季限りとなる2023年6月30日付で現役引退することを、所属チームである久光スプリングスの公式ホームページならびに自身のSNSにて発表した。

身長180cmで、アウトサイドヒッターを務める石井は、1991年生まれの岡山県倉敷市の出身。就実高校時代には、春高バレーやインターハイに出場し、高校3年時にはチームキャプテンを務めた実績ももつ。

高校卒業後の2010年から現在までの13年間、石井は久光スプリングスに所属し、チームの中核メンバーとして昨シーズン(2021−2022)を含む6度のV. LEAGUE(旧:V・プレミアリーグ)日本一に輝いている。

また、日本バレーボール協会によると、石井は全日本女子代表には2012年度から10年連続で選出されており、リオ2016とTokyo2020のオリンピック2大会連続で "火の鳥NIPPON" のメンバーとして出場を果たし、初出場となったリオ2016では、日本の5位入賞に貢献している。

2023年3月19日に行われた今シーズン(2022−2023)V. LEAGUEレギュラーラウンドの試合でバレーコートに立った石井は、2010年11月27日のデビューから通算して300試合に出場するというメモリアルな快挙を達成したばかり。そして、久光スプリングスは、レギュラーシーズンで上位4チームだけに出場権が与えられるファイナルステージ行きの切符を勝ち取った。

石井にとって、現役最後の試合は、このV. LEAGUEファイナルステージとなる。

今シーズンのV. LEAGUE女子ファイナルステージにおける決勝進出をかけた「ファイナル4」の戦いは、4月8日より高崎アリーナ(群馬県高崎市)にて始まる。ファイナル4では、ラウンドロビン方式(総当たり戦)で争われ、上位2チームとなれば、4月22日に国立代々木競技場 第一体育館(東京都渋谷区)にて行われる日本一をかけたファイナル(決勝)に出場することができる。

久光スプリングスの2連覇をかけた闘いと、石井の最後の勇姿に注目だ。

石井は、自身のTwitterにて、所属チーム公式アカウントの投稿にリツイートする形で、以下の通り現役引退についてコメントを寄せている。

「公式でリリースされた通り、今季限りで現役を引退する決断をしました。チームは黒鷲旗に出場しないので、残りのファイナルステージが私にとって現役最後の試合になります!最後までファンの皆さんと"ともに"戦います。
引き続きご声援よろしくお願いします🌸」
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