ブレイクダンス、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンがパリ2024の実施競技となることが暫定的に決定した。

2024年にパリで開催されるオリンピック競技大会の実施競技にブレイクダンス、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンが採用されることが、本日行われた国際オリンピック委員会(IOC)の第134回総会で暫定的に決定した。

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Breaking, skateboarding, sport climbing and surfing provisionally included on Paris 2024 Olympic sports programme

パリ2024は、組織委員会(OCOG)がIOCに追加競技を提案できるようになってから2番目の大会だ。このような柔軟な取り組みは、『オリンピック・アジェンダ2020』で提案された改革の一環だ。

トーマス・バッハIOC会長は、「パリが提案した4競技は、いずれもオリンピック・アジェンダ2020の方針に沿ったもので、ジェンダー・バランスのとれた、より都市型のプログラムにすることに貢献し、若い世代とつながる機会を提供するものだ」と述べた。「提案された競技はこれらの方針に合致し、パリ2024を、包括性、新しい観客への刺激、社会的責任に焦点を当てた、よりダイナミックなものにするというこの大会のコンセプトをさらに強化すものだ」。

ブレイクダンスとスポーツクライミングは、ユースオリンピックのブエノスアイレス2018でメダル競技として登場し、スケートボードとスポーツクライミング、サーフィンは、東京2020でオリンピック競技としてデビューする。

この4競技は、東京2020の実施競技を進化させる形で提案され、男女同数、計248人の関連アスリートが全体の選手数10,500人の枠内に含まれている。パリ2024では、持続可能な大会を開催するという公約に基づき、95%の割合で既存または仮設の会場を使用して競技を行う予定だ。

2024年のパリ大会のプログラムにブレイクダンス、スポーツクライミング、スケートボード、サーフィンを加えるという我々の提案がIOC総会で支持されたことをうれしく思うー トニー・エスタンゲ、パリ2024組織委員長

「2024年のパリ大会のプログラムに、ブレイクダンス、スポーツクライミング、スケートボード、サーフィンを加えるという我々の提案が、IOC総会で支持されたことをうれしく思う」と、パリ2024組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は述べた。「我々が当初から目指していたのは、これまでの32回のオリンピックで培われたスポーツの多様性とパフォーマンスから得る感動や興奮に焦点をあてつつ、さらにIOCから与えられた機会を利用してプログラムをより充実させ、大会に新たな側面を提供することだ」

パリ2024は、IOCが承認した19の国際競技連盟との協議を経て、ブレイクダンス、スポーツクライミング、スケートボード、サーフィンをオリンピック実施競技に加える提案をIOCに提出した。この提案は、IOCのオリンピックプログラム委員会で全面的な支持を得て、さらにIOC執行委員会でも強い賛成を受けてIOC総会に提出された。

オリンピックプログラム委員会は、今後、パリ2024が提案した4競技の分析や視察を続けていく。東京2020では、パリ2024とオリンピックプログラム委員会が共同で視察を行う予定だ。

IOC執行委員会は、2020年12月に、パリ2024で実施される既存の競技、新規の競技案、関連するアスリート枠について最終決定を行う。

本日のIOC総会での投票の結果、パリ2024のプログラムにこれ以上の競技を加えることはできなくなった。

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