【7人制ラグビー】7Sシドニー大会:日本男子は10位、女子は初の9位に

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
主将の堤ほの花は、スペイン戦序盤で2トライを決めた(写真は2019年福岡大会)

2月2日、オーストラリアでワールドラグビー・セブンズ(7人制)シリーズ・シドニー大会が2日目が行われた。プール最終戦と順位決定戦が行われ、男子日本代表は10位、女子代表は初の9位となった。

日本代表は、前日の1日に男子はオーストラリア、アメリカに連敗、女子はニュージーランド、イングランドに連敗していた。この日はそれぞれプール最終戦と順位決定のプレーオフ戦を行った。

男子日本代表(世界15位)のプール戦最終カードはスコッドランド(世界13位)戦。先制したのは日本で、2分に加納遼大(明治安田生命ホーリーズ)がファーストトライから自らキックも成功した。さらに4分には山内俊輝(リコーブラックラムズ)もトライが決まり、7分にスコットランドの反撃を受けてからも野口宜裕(専修大)のトライでさらに引き離した。しかし、スコットランドも14分にトライとキックをしっかり決め、同点に。そのまま試合終了となり引き分けとなった。

試合後、山内は「勝たないといけない試合で粘り負けてしまった」と話し、13位決定戦となるスペイン代表(世界14位)戦での改善を誓った。

男子日本代表として意地を見せたいスペイン戦だったが、4分に先制されると8分にも追加点を奪われる展開に。12分に津岡翔太郎(コカ・コーラレッドスパークス)のトライと加納のキックで7点を挙げるもあとが続かず逃げ切られた。敗れた日本は16チーム中10位となった。

一方、世界13位の女子日本代表(プールA組)はロシア代表(同6位)と接戦を繰り広げるも、13分の中村知春(アルカス熊谷)のトライ後のコンバージョンキックを外した点差により競り負けた。

日本はスペイン女子代表(世界9位)との9位決定戦に回ると、開始1分、2分に堤ほの花(日体大)が連続トライ。スペインの反撃を受けつつも、その度に点を取り返し、試合中5度のトライを決めて、33-17で快勝した。女子日本代表としては、初の9位入賞(12チーム中)となった。

キャプテンの堤は、初めての9位よりもベスト8入りを逃した悔しさを語り、次の試合に活かすと話した。

■7Sシドニー大会日程(男子セブンズ代表)

  • 2月1日 vs.オーストラリア(以下、豪州)代表
  • 2月1日 vs.アメリカ合衆国(以下、米国)代表
  • 2月2日 vs.スコットランド代表
  • 2月2日 順位決定戦

■7Sシドニー大会日程(サクラセブンズ)

  • 2月1日 vs.ニュージーランド代表
  • 2月1日 vs.イングランド代表
  • 2月2日 vs.ロシア代表
  • 2月2日 順位決定戦

■テレビ放送・ネット配信情報

2月1日(土)7:20~ WOWOWメンバーズオンデマンド(ネット配信)

2月2日(日)7:55~ WOWOWメンバーズオンデマンド(ネット配信)

2月3日(月)23:30~ WOWOWライブ

■男子セブンズ日本代表・豪州遠征メンバー

  • 大石力也(NECグリーンロケッツ)
  • 加納遼大(明治安田生命ホーリーズ)
  • ジョー・カマナ(マツダブルーズーマーズ)
  • 桑水流 裕策(コカ・コーラレッドスパークス)
  • ジョセ・セル(JRFU/北海道バーバリアンズ)
  • 津岡 翔太郎(コカ・コーラレッドスパークス)
  • ソシセニ・トコキオ(豊田自動織機シャトルズ)
  • 中川和真(キヤノンイーグルス)
  • 中澤健宏(リコーブラックラムズ)
  • 野口宜裕(セコムラガッツ)
  • 橋野皓介(キヤノンイーグルス)
  • 林 大成(JRFU)
  • 山内俊輝(JRFU/リコーブラックラムズ)

■サクラセブンズ・豪州遠征メンバー

  • 伊藤優希(MIE WOMEN'S RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLS)
  • 大竹 風美子(日本体育大学ラグビー部女子)
  • 香川メレ優愛ハヴィリ(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
  • 白子未祐(ナナイロ プリズム福岡)
  • 鈴木彩夏(RKUラグビー龍ケ崎GRACE)
  • 田中笑伊(日本体育大学ラグビー部女子)
  • 堤ほの花(日本体育大学ラグビー部女子)
  • 永田花菜(日本体育大学ラグビー部女子)
  • 中村知春(ナナイロ プリズム福岡)
  • バティヴァカロロ ライチェル海遥(立正大学ラグビー部/ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
  • 原わか花(東京山九フェニックス)
  • 弘津 悠(SCIXラグビークラブ)
  • 藪内あゆみ(ながとブルーエンジェルス)
もっと見る