7人制ラグビー藤田慶和、前回大会落選の悔しさバネに東京五輪を目指す

1 執筆者 渡辺文重
ラグビー日本代表の藤田慶和

7人制ラグビー藤田慶和、前回大会落選の悔しさバネに東京五輪を目指す

東京五輪開幕までちょうど1年となる7月24日、藤田は「(東京にオリンピックがくる)実感はありません!」と現在の心境を綴る。そして、その理由を「先のことよりも、今にフォーカスをして、全力疾走をしているからかもしれません」と明かす。その一方で「前回のオリンピックで僕は、誰よりも悔しい思いをしているので、東京オリンピックにかける思いが強いのは確か」だと続ける。

藤田は1993年生まれの25歳。2012年には15人制ラグビーの日本代表に選出され、18歳で最年少出場記録を更新。2015年にはワールドカップ・イングランド大会にも出場するなど、2016年のリオデジャネイロ五輪の7人制ラグビーでも活躍が期待されていた。しかし、リオデジャネイロ五輪ではバックアップメンバーに回り、出番はなかった。

現在、府中朝日フットボールパークで実施されている、男子セブンズ・デベロップメント・スコッド(SDS)オリンピックシミュレーションに参加している藤田。「1年後に自分が望んでいる舞台で、世界と戦い、目標のメダルを獲得できるように、後悔なく日々を過ごしたいと思います」と、東京五輪出場に向けた意欲を示した。

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