ヨーロッパのクラブNo.1を決定するUEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグ。その準々決勝第2戦が現地時間4月18日に実施され、ACミランとレアル・マドリードが準決勝進出を決めた。準々決勝残り2試合は19日に行われる。
■ミランが16季ぶり4強
イタリア勢同士の対戦となったACミランとSSCナポリの一戦は、ファーストレグをミランが1‐0で勝利。セカンドレグはナポリのホームで行われた。
1点ビハインドを追うナポリは、ファーストレグを欠場したエースのヴィクター・オシムヘンが復帰。立ち上がりから逆転するべく、ボールポゼッションを高めミランゴールに迫る。しかしシモン・ケアとフィカヨ・トモリのセンターバックを中心したミラン守備陣は、オシムヘンに仕事をさせずゴールを許さない。攻撃陣ではラファエル・レオンの突破力を武器に、カウンターでチャンスを作る。オリヴィエ・ジルーのPKは相手GKにセーブされるが、43分にレオンが自陣からドリブルでペナルティエリア内まで侵入すると最後はジルーが流し込みミランが先制。2戦合計でのリードを2点に広げて前半を終える。
後半も立ち上がりからナポリが攻めるが、ミランの守備陣は崩れない。80分にはトモリのハンドでPKを与えるが、フヴィチャ・クヴァラツヘリアのシュートを守護神のマイク・メニャンがストップ。アディショナルタイムにオシムヘンのゴールを奪われたが、2戦合計スコア2‐1でミランが逃げ切った。ミランは優勝した2006-07シーズン以来のベスト4入りを果たしている。
■レアル・マドリードは3季連続準決勝進出
ディフェンディングチャンピオンのレアル・マドリード(スペイン)は、敵地でチェルシー(イングランド)と対戦。ファーストレグを2‐0で勝利しているレアル・マドリードは立ち上がりこそピンチを迎えたが、徐々に試合をコントロールし前半をスコアレスで終える。
後半に入ると、58分にレアル・マドリードがロドリゴの得点で先制に成功。80分にもロドリゴのゴールで突き放し、2戦合計4-0とレアル・マドリードが強さを見せた。これで3シーズン連続での準決勝進出となる。
準々決勝残り2試合は19日に行われる。準決勝でミランはインテル(イタリア)対 SLベンフィカ(ポルトガル)の勝者、レアル・マドリードはマンチェスター・シティ(イングランド)対 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の勝者と対戦する。