女子テニス協会(WTA)は29日、大坂なおみが中国・深圳で行われている「WTAツアーファイナルズ」を右肩の負傷で棄権すると発表した。同大会は年間上位8選手が出場するシーズン最終戦で、大坂は27日に行われた初戦で白星を収めていた。
世界ランク3位の大坂なおみは、27日にグループリーグ初戦でペトラ・クビトバ(チェコ、世界ランク6位)をフルセットで下し、好スタートを切り、29日に同1位のアシュリー・バーティー(オーストラリア)と対戦する予定だった。しかし、右肩のケガにより、第2戦を前に棄権を余儀なくされた。
大坂は「ファイナルズを棄権しなければならないのは残念。深圳でのこの大会は偉大なもので、年間で最も大きな大会。臨んでいた大会、今シーズンの終わり方ではない。回復し、来年ここに戻ってくることを楽しみにしている」というコメントを発表した。
全豪オープン優勝後は苦しんだものの、東レパンパシフィックオープン、中国オープンを制して迎えたツアーファイナルズでの活躍が期待された大坂だったが、その2019シーズンは不本意な形で幕を閉じることになってしまった。