フランスラグビー1部リーグ、ASMクレルモン・オーヴェルニュに移籍した日本代表・松島幸太朗が7月14日、チームでの初練習に参加した。松島は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響によりチームへの合流が3週間遅れていたが、この日からチーム練習に合流した。
松島はメディカルチェックを終え、14日よりクレルモンでのチーム練習に合流。初日はディフェンスに重点を置いた練習に参加した。クレルモンの公式サイトによると松島は、序盤からチームメイトやスタッフと積極的に会話を交わし、スムーズに合流したという。また、松島は練習後に自身のTwitterを更新し、「3〜4ヶ月ぶりにラグビー!!!」と投稿。チーム練習合流を報告している。
新型コロナウイルスの影響により、松島はチームへの合流が予定より3週間ほど遅れていた。松島は「ラグビーができなかった自粛期間中は、ランニングや坂道での加速トレーニングをしていた。6月からウェイトトレーニングができるようになった。体力的にまだ少し不安がある」とコメント。一方で、「過去数シーズンの経験とワールドカップのおかげで、ヨーロッパでのプレーや強豪チームとの対戦への自信がついた。クレルモンでプレーできることにとてもワクワクしている」と話し、メンタル面では準備ができていることを強調した。
松島は2019年のワールドカップにおいて、開幕戦のロシア戦でハットトリック(3トライ)を決めるなど、大会を通じチーム最多の5トライを獲得し、日本代表史上初のベスト8進出に貢献した。2020年シーズンまでジャパンラグビートップリーグ、サントリー・サンゴリアスに在籍。1月28日に、トップリーグ2020終了後のクレルモン移籍が発表されていた。契約期間は2022年6月までの2年契約となる。