プレミア12・決勝ホームランの山田哲人「オリンピックに出て活躍したい」
11月17日(日)、野球の国際大会「プレミア12」の決勝が東京ドームにて行われ、日本が韓国を5-3で破り、世界一に輝いた。
日本は初回から3点を失う厳しい展開。流れを変えたのは、2回に山田哲人が放った逆転の3ランホームランだった。この一打が決勝点となり、日本は因縁のライバル・韓国を撃破した。プレミア12優勝は侍ジャパンとして初めての快挙だ。
今大会は五輪の前哨戦として位置づけられる。山田は2020年の東京五輪を見据えて「オリンピックに出て活躍したいという気持ちを持っている」と意欲をのぞかせた。
ただし、今大会MVPの鈴木誠也が「いい打者が揃っている」と語るように、日本の選手層は厚い。日本球史最高の二塁手と称される山田も、代表では一塁手起用が続くほど競争は激しい。山田は「(代表に)選ばれるような活躍をしたい」と五輪メンバー争いへの意気込みを口にしていた。
日本代表の稲葉篤紀監督は「オリンピックもいい戦いになっていくと思う。今回のメンバーも含めこちらも反省していきながら、来年の彼らのプレイも見て考えたい」と語った。
日本が最後に五輪で金メダルを手にしたのは1984年のロサンゼルス大会。もちろん、東京五輪で目指すのは36年ぶりの金メダルだ。プレミア12で世界一に輝き、野球大国の意地を見せた侍ジャパンの挑戦は今後も続いていく。