FIBA(国際バスケットボール連盟)は公式サイトに、8月31日から中国で開催するワールドカップ(W杯)の「パワーランキング」を掲載した。このラインキングは、あくまでもクロアチア人記者のイゴール・クルコビッチ氏による私見。とはいえ、W杯出場国がどのような立ち位置にいるかを知る上で、役に立つはずだ。
8月28日に掲載した最新のランキングでは、1位がセルビア代表、2位がAKATSUKI FIVE(日本代表)と同じグループEのアメリカ合衆国代表、3位がオーストラリア代表だとしている。一方、日本代表は19位。前週(21日)の22位から評価を上げている。
14日に掲載された第1回のパワーランキングで22位だった日本。この時の寸評は「八村塁はW杯の得点王になれるか?(12日に行われた)ニュージーランド代表戦(99-89で日本が勝利)で35得点を決めた後ならば、『イエス』と言えるだろう。でも彼らが勝ち進むためには、チェコ共和国代表(14日のパワーランキングで21位)とトルコ代表(同10位)より上だと示す必要がある。残りはグレッグ・ポポヴィッチ監督率いるチーム(米国代表)だからね」というものだった。
21日のパワーランキングも、日本は22位。アルゼンチン代表戦前で、特に評価が変動する要素がなかったことを理由に挙げていた。そうした中、28日に発表された最新ランキングでは19位へ上昇。クルコビッチ記者は「この夏、初めてドイツ代表(21日発表のパワーランキングで12位)を破ったチーム(24日に86-83で勝利)。チェコ(同21位)とトルコ(同11位)相手に同じことができれば、ベスト16に残れる」とコメントした。もっともドイツの寸評では「日本に敗れたのは、同組の相手をだますため」と記しており、日本代表の実力が十分に評価されたわけではないことは、留意すべきだ。
なお、W杯公式Twitter(ツイッター)アカウントが実施しているグループEの突破予想では、1位が米国で58パーセント。2位が日本で22パーセント、3位がトルコ(18パーセント)、4位がチェコ(2パーセント)となっている。(29日13時時点)
グループEの日本代表の1次ラウンド試合日程は以下の通り。
日本時間9月1日(日)17:30~ トルコ戦
日本時間9月3日(火)17:30~ チェコ戦
日本時間9月5日(木)21:30~ 米国戦