【テニス】デビスカップとフェドカップ決勝ラウンドは新型コロナウイルスの影響で2021年に延期

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
2019年デビスカップ優勝のスペイン

国際テニス連盟(ITF)は6月26日、男子国別対抗戦"デビスカップ"と女子の"フェドカップ"決勝ラウンドを、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大により2021年に延期すると発表した。デビスカップ決勝ラウンドは2021年11月22日から、フェドカップは4月13日から開催される。

デビスカップ決勝ラウンドは、2020年11月23日から29日にスペイン・マドリードで開催予定だった。決勝ラウンドは18か国で争われる。進出が決まっている18か国はそのまま2021年の大会に出場し、組み合わせも変更されない。またITFは、今年9月に予定されていた48か国によってホーム&アウェイで争われる、ワールドグループIとグループIIの大会を2021年まで延期し、3月か9月に開催することも発表している。

ITFのデビッド・ハガティ会長は、「難しい決断だったが、この規模の大会を開催することは、大きなリスクを伴う。選手、各協会、ファンに確実性を提供するために、延期の決断を下した」と説明した。

デビスカップは男子テニスの国別対抗戦で、1900年から行われている。2019年大会はスペインが優勝した。

一方フェドカップ決勝ラウンドは、2020年4月14日から19日にハンガリー・ブダペストで行われる予定だったが、既に延期が決まっていた。こちらは2021年4月13日から18日に開催される。開催地はブダペストから変わらない。決勝ラウンド出場権を獲得している12か国はそのまま出場し、組み合わせも変更されない。2020年4月に開催される予定だったプレーオフは、2021年2月5日と6日に開催されることになった。組み合わせは既に発表されている通りとなる。

デビッド・ハガティ会長は、「新型コロナウイルスの流行により、フェドカップを延期する決断をしていた。年内に決勝ラウンドを開催できないことは残念だが、2021年4月に素晴らしいイベントを開催できると確信している。関係者全員の健康と安全を守るためには、今年のフェドカップを2021年まで延長し、翌年以降は毎年開催することが最善の方法であると考えている」とコメントした。

フェドカップは女子テニスの国別対抗戦で、1963年から行われている。2019年大会はフランスが優勝した。

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