【テニス】マレー、約2年半ぶりATPツアー決勝進出…ファイナルではワウリンカと激突

1 執筆者 千葉正樹
マレー、約2年半ぶりにATPツアー決勝進出

ベルギー・アントワープで開催されているATP250「ヨーロピアン・オープン」男子シングルスで、アンディ・マレー(イギリス)が約2年半ぶりのATPツアー決勝進出を果たした。

マレーは準決勝でウゴ・アンベール(フランス)と激突。3-6、7-5、6-2とフルセットまでもつれながら逆転勝利を飾っている。近年、マレーは股関節の痛みに悩まされていたこともあり、ATPツアーで決勝まで勝ち進んだのは2017年3月以来、約2年半ぶりのこと。また、今年1月に執刀手術を受けてからの復帰以降、公式戦でファイナルまで勝ち進んだのは今回が初。

一方、反対側の山から勝ち上がってきたのはスタン・ワウリンカ(スイス)。準決勝ではヤニック・シナー(イタリア)をストレートで下し、ファイナルでは好敵手のマレーと戦うことになった。

マレーは決勝でワウリンカと戦うことが決まり「きっといい試合になるんじゃないかな。僕らはこれまで何度も戦ってきた。それにお互いケガにも悩まされてきたしね。決勝まで勝ち上がれるところまで復調してきたことは、いいことだと思う」と語っている。

これまでともにグランドスラム大会を3度制しているマレー(全米、全英×2)とワウリンカ(全豪、全仏、全米)。また、両者は五輪で頂点に立った(マレー/ロンドン単金、リオ単金|ワウリンカ/北京複金)金メダリストでもある。果たしてヨーロピアン・オープンを制するのはどちらになるのか。

決勝は現地時間20日に行われる。

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