サーフィンチャンピオンシップツアー下部大会で、都筑有夢路が日本人女子初の優勝

1 執筆者 小川秀彦
強化A指定選手の野中美波は2回戦敗退だった

現地時間9月4日、スペイン・バルドビニョで行われたサーフィンの「アバンカ・ガリシア・クラシックサーフプロ」で、都筑有夢路(あむろ)が日本人女子初の優勝を飾り、Tokyo2020(東京オリンピック)出場に一歩近づいた。

「アバンカ・ガリシア・クラシックサーフプロ」は、東京五輪追加種目サーフィンのプロツアーである「チャンピオンシップツアー(CT)」下部リーグにあたる予選シリーズ(QS)のひとつ。同大会はQSのなかで最も獲得ポイントが高く、CT昇格において重要な大会とされる。

強化A指定選手の野中美波、川合美乃里、松田詩野、同B指定選手の西元・ジュリ・梨乃、橋本恋ら総勢8名の日本勢が参加したなか、都筑(同C指定選手)はただ1人決勝に進出すると、計12.17点を挙げ見事優勝を果たした。

都筑の初優勝に他の日本勢も歓喜する様子がワールドサーフリーグ公式Twitterで紹介された。

大会前の時点で女子QSランキングで48位だった都筑は、日本人最上位の脇田紗良を超える8位にジャンプアップしたことで、日本人初のCT昇格を間近にした(9位以内での今季QSツアー終了が条件)。

東京五輪国別出場枠争いにおいてはCTランキングが最重要視され、女子(1国最大2枠)では上位8人に出場枠が与えられる。日本代表選考においても同ランキングを重視するため、東京五輪にも近づいたことになる。

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