国際サッカー連盟(FIFA)は6月25日、2023年に開催されるFIFA女子ワールドカップ(W杯)の開催地が、オーストラリアとニュージーランドの共同開催となることを発表した。日本サッカー協会(JFA)も同大会の開催を目指していたが、6月22日に招致から撤退を発表していた。
2023年W杯招致には、オーストラリア・ニュージーランドの共同開催と、コロンビアが立候補していた。FIFAは25日の理事会で、同大会の開催地を決定するため投票を実施。その結果、有効投票35票のうち、オーストラリア・ニュージーランドが22票、コロンビアが13票を獲得し、オーストラリア・ニュージーランドの共同開催が決まった。女子W杯が南半球で開催されるの初めてとなる。また、複数国による共同開催も初。また、2019年大会までは出場国が24か国だったが、2023年大会からは32カ国に拡大される。
2023年大会開催地にはオーストラリア・ニュージーランド、コロンビアのほか、日本とブラジルも立候補していたが、両国は6月に入って招致活動から撤退した。JFAは撤退理由について、Tokyo 2020(東京オリンピック)が2021年に延期されたことを受け、女子サッカー最高峰を決める2つの大会が、短期間に同じ国で開催されることに対する抵抗感が強まったこと。またサッカーの普及という観点から、FIFA主要大会の開催実績のない地域にアドバンテージがあることなどを挙げている。
投票結果
有効投票数35票
- オーストラリア/ニュージーランド:22票
- コロンビア:13票