元日本代表MF本田圭佑が、オランダ・エールエィヴィジで再スタートすることになった。
現地時間6日、フィテッセは10月31日よりトレーニングに参加していた本田圭佑と今季限りの契約を交わしたことを発表している。
昨季限りでオーストラリア、メルボルン・ヴィクトリーとの契約が満了となり、半年近くフリーの状態が続いていた本田。先日、CSKAモスクワ時代の恩師レオニード・スルツキが率いるフィテッセの練習に参加することを発表していた。スルツキ監督はコンディション面でも現在の本田を評価しており、契約に至る運びとなった。
なお、本田はCSKAモスクワに移籍する前、VVVフェンロ在籍時にエールディヴィジでプレーしており、2009年以来10年ぶりのオランダリーグ復帰となった。
本田はフィテッセの公式メディアを通して「オランダでプレーしていた頃からしばらく経ちました。オランダのみなさんが僕のことを覚えていることを願っています。ファンに喜んでもらえるよう、フィールドで全力を尽くします。また、VVVフェンロ以来となりますが、再び黄黒(のユニフォーム)でプレーできることも素晴らしい」と続け、フィテッセが古巣VVVフェンロと同様のチームカラーである点についても不思議な縁があると述べている。
1986年生まれ、現在33歳の本田圭佑は2020年の東京五輪にオーバーエイジで参加することを目標に、新たな契約先を模索していたと伝えられている。エールディヴィジ第12節終了時点で5位と、上位争いを展開しているフィテッセ。本田が恩師スルツキのチームで輝きを見せることができるのだろうか。フィテッセでの躍進に注目が集まる。