ギリシャオリンピック委員会が無観客での採火式実施を発表
ギリシャオリンピック委員会は現地時間3月9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ギリシャで行う東京五輪の聖火採火式について無観客で実施することを発表した。
採火式には国際オリンピック委員会や東京2020組織委員会の関係者など合わせて100名が出席する。ギリシャオリンピック委員会の決定に対し、東京2020組織委員会は以下のコメントを発表している。
「本日、ギリシャオリンピック委員会から、無観客での採火式実施が発表されました。出席者についてもIOC関係者と東京2020組織委員会から合わせて100名の参加になるとのことです。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、ギリシャ国内でもスポーツイベントの無観客開催などの対策が取られている中、採火式の実施を決定いただき、関係者の皆さまの大変な尽力に深く感謝をいたします。組織委員会としても、渡航者の規模を可能な限り減らしているところであり、感染拡大防止に最大限配慮して、採火式に参加したいと考えています」
東京五輪の聖火採火式は、現地時間3月12日、古代オリンピック発祥の地ギリシャ・オリンピア市にあるヘラ神殿跡で行われる。古代の衣装に身を包んだ巫女(女優)が、凹面鏡で太陽光を集めて採火。その炎は第1聖火ランナーに引き継がれる。当初、19日に予定されていた引継式には、日本の小中高生が「EXILE」のHIROさんが演出したダンスパフォーマンスを披露する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け派遣中止が発表されていた。