イタリアサッカー連盟(FIGC)医療委員会は4月15日、イタリア国内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大を受け、3月9日より中断しているセリエAの再開に向けたガイドラインを作成した。FIGCは公式戦再開前に、各クラブが隔離された練習期間を過ごすことを推奨している。
イタリアは新型コロナウイルスによる被害が最も大きく、セリエAはイタリア政府によるスポーツイベントの中止要請を受け、3月9日に公式戦延期を決定。選手や監督にも新型コロナウイルス感染者が出ていた。その後もイタリア国内では新型コロナウイルスの感染拡大は治まっておらず、ジュゼッペ・コンテ首相は4月10日に、国内のロックダウン(都市封鎖)を5月3日まで延長すると宣言した。
FIGCは公式戦開催へ向け、5月3日のロックダウン解除の直後に各クラブが活動を再開できることを望んでいる。安全な公式戦開催のために、活動再開後の練習では選手やスタッフ全員の新型コロナウイルス院政を確認したうえで、完全に隔離された状態での練習期間を設けるべきだとした。