張本美和(はりもと・みわ)は、 2008年6月16日生まれの宮城県仙台市出身。5歳上の兄は、Tokyo2020卓球男子団体戦メンバーとして銅メダルを獲得した張本智和。兄をはじめ、コーチである父や世界選手権に出場経験のある母の卓球DNAを引き継いだ張本は、2歳から卓球をはじめる。
(最終更新:2024年5月14日)
東京2020オリンピックが1年延期となって行われた2021年の12月、張本(当時13歳)はリニューアル後はじめて行われた世界ユース卓球選手権(ポルトガル)において、U-15カテゴリーで出場した全4種目で金メダルを獲得する史上初の4冠に輝き、一気に世界の注目を浴びることとなった。
ナショナルチームメンバーにも認定された張本は、その後も精力的に国際大会での上位成績を収め、国内においてもジュニアだけでなくシニアカテゴリーでも数々の成績を収めていく。
とくに、2年に及ぶパリ2024の日本代表に関わる選考レースでは、徐々にその頭角を現し、2023年11月に行われた国内選考競技会で初優勝を飾ると、その勢いのまま最終選考会となる全日本卓球選手権2024に出場。前半日程で行われたジュニアカテゴリーで2連覇を決めると、後半日程のシニアカテゴリーのトーナメントでも、疲れを見せるどころか、その卓越されたテクニックと圧倒的なパフォーマンスで、国内ライバル選手を次々と倒し、初の決勝進出を果たす。その決勝では、パリ2024選考レースで首位独走状態だった早田ひなに敗れはしたものの、急上昇していた世界ランキングの成績やダブルスを組んだ際の試合内容、またオリンピック本番までさらに成長できるポテンシャルなどが評価され、2024年2月時点で日本卓球協会より、張本はパリ2024卓球女子日本代表の団体戦要員となる3枠目に内定選手として選出された。
張本の更なる活躍に期待が寄せられる。
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