パラテコンドー
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会場
パラテコンドーは、東京2020で初めてパラリンピック競技大会に登場し、ソウル1988パラリンピックで追加された柔道に次いで2つ目のコンタクトスポーツとなった。キョルギ(組手)は、上肢に障がいのある選手が行うパラテコンドー競技で、体重別に分かれて競技を行う。
パラテコンドーは2005年に考案され、それ以来成長を続けている比較的新しいスポーツ。初の世界選手権は2009年に開催されている。2015年に東京2020パラリンピックで追加種目となることが決定された。
ルールの概要
パラテコンドーでは、試合は最長5分間の1ラウンド制で行われる。選手は、防具(ヘッドギアと胴プロテクター)を着用するとともに、「センサーソックス」と呼ばれるセンサーが内蔵されているソックスを履く。これにより相手の胴部に有効な攻撃がされたどうか判断される。
相手の胴部に有効な蹴り技が決まることでポイントが与えられる。有効な前蹴りには2ポイント、180度の回し蹴りには3ポイント、360度の回し蹴りには4ポイントが与えられる。
パラテコンドーでは、胴部への蹴りだけが有効な攻撃とされ、頭部への蹴りは全て反則とされる。頭部を攻撃した場合、「カムチョン」という反則が科され、相手に1ポイントが与えられる。その他の反則には、つかむこと、投げること、突飛ばしたりすること、帯より下へ蹴りを行うこと、または場外に出ることなどが挙げられる。
選手は、30ポイント先取した時、相手がカムチョンを10回与えられた時、あるいは、試合時間終了時に相手より多くのポイントを得ている場合に試合に勝つことができる。
試合時間終了時に同点の場合、選手はゴールデンラウンドを行い、2ポイントを先取した選手が勝者となる。それでも決着がつかない場合は判定によって勝者が決定される。
パリ2024のパラテコンドーでは、全ての選手は片方または両方の上肢に障がいがあるクラス、K44で競技を行う。また、男女それぞれ5つの体重別階級で競い合う。
パラリンピックのクラス分けについて