パリ2024アイコニック・ポスター
パリ2024競技大会のアイコニック・ポスターが、2024年3月4日、オルセー美術館で公開された。これらのポスターは、オリンピックとパラリンピックを象徴するデザインで描かれており、1912年のストックホルム大会以来、伝統的に各大会組織委員会が大会のシンボルを表現してきた。
パリ2024アイコニック・ポスターは、フランスのイラストレーターであるウーゴ・ガットーニと共同で制作された。豊かなディテールをもつこれらのポスターは、夢のようなスタジアム都市の描写であり、大会スローガンである「広く開かれた競技大会」、そして都市にスポーツをもたらす大会の意図を表現している。
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「広く開かれた競技大会」のためのスタジアム都市
パリ2024アイコニック・ポスターには、巨大なスタジアムを中心とした幻想的な都市が表現されており、そこには首都パリのモニュメント、フランスの象徴、パリ2024競技会場、多様なスポーツ、観客ら人々が生き生きと描かれている。この壮大な描写の中では、細部に目を向けると散りばめられたさまざまなディテールや物語を見つけることができ、全体で見ると魅力的でカラフルな世界が観客を魅了し楽しませてくれる。
連携し一体化された2つのポスター
パリ2024アイコニック・ポスターは、2部作として制作され、オリンピズムとパラリンピズムが一体化されている。夏季競技大会の歴史の中で、オリンピックポスターとパラリンピックポスターが初めて共通のデザインで描かれており、それぞれは独立して表現する一方で、組み合わさることによってパリ2024の全体的なストーリーを伝える一体化されたイメージを作り上げている。このように2つのポスターが連携することで、パリ2024オリンピックとパラリンピックの共通の目標を際立たせ称賛している。
アイコニック・ポスターには、パリ2024、オリンピズム、パラリンピズムを象徴する要素、シンボル、価値が多く描かれている。
- オリンピックとパラリンピックのシンボル:オリンピックリング、アギトス、ストーク・マンデビル、オリンピックのモットー、メダルなど
- パリ2024のシンボル:マスコット、オリンピック聖火をマルセイユまで運ぶ帆船「ベレム」、市民マラソン、式典の行われるセーヌ川、平等を目指すオリンピック、フランスを象徴する競技会場など
- パリとフランスを象徴するシンボル:エッフェル塔、マリアンヌ像、パトルイユ・ド・フランス(アクロバットチーム)、パリのメトロ地下鉄、セーヌ川、凱旋門など
- 多様なスポーツ:ブレイキン、スポーツクライミング、スケートボード、サーフィンなど
オリンピック競技大会アイコニック・ポスター
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パラリンピック競技大会アイコニック・ポスター
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ウーゴ・ガットーニによる描画
パリ2024アイコニック・ポスターの制作にあたって、パリ2024は1枚の作品でパリ2024の豊かさと多様性を表現するという課題に取り組むため、イラストレーターのウーゴ・ガットーニに依頼した。
ウーゴ・ガットーニは、1988年にパリで生まれ、独自のスタイルとさまざまな創作で世界的に有名なフランスのイラストレーターである。彼の特徴的なスタイルは、ファンタジー(幻想)とシュールレアリスム(超現実主義)、そして豊かな細部によって特徴づけられている。彼の描画には壮大な要素と小さな要素が散りばめられ、見る者は多様な物語に吸い込まれていく。
パリ2024アイコニック・ポスターを制作するため、ガットーニはまずパリ2024のビジョンと世界を理解して受け入れ、競技大会の本質を見事に表現した。6か月間にわたる集中的な作業で2,000時間以上を費やし、ついにポスターが完成した。
3月5日から販売開始
コレクターにとっても素晴らしい作品であるパリ2024アイコニック・ポスターは、3月5日から購入ができる。価格は20ユーロからとなっている。これらのポスターは、パリ2024オリンピックショップウェブサイトやオルセー美術館、7つのパリ2024公式ストアで販売される。その後、パリ2024オフィシャルサポーターの量販店「フナック・ダルティ」やパリ2024プレミアムパートナーのスーパー「カルフール」でも販売される。
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