パリ2024倫理委員会は、倫理と透明性に高い基準で従い、パリ2024がオリンピック・パラリンピック競技大会の模範になることを目指す。この基準は、日々、私たちがパリ2024に関わる全ての活動の指針となる。パリ2024は、オリンピック・パラリンピック競技大会の歴史の中で初めて、大会組織委員会の中に倫理委員会を設置した。
パリ2024倫理委員会は、倫理規定が順守されているかを監視し、職員がパリ2024を支える共有価値に従って業務を遂行しているかを確認する役割を担っている。また、利害の対立の防止にも関与している。
倫理委員会は、フランスの各最高機関と経済協力開発機構(OECD)から選任された6名の独立メンバーと、フランス議会から選任された2名のオブザーバーメンバーから構成される。
委員長:
ジャン・マルク・ソーヴェ(フランス国策会議名誉副会長、フランス国策会議副会長選任)
メンバー:
ポーリン・キャビー(権利擁護官代理)
ソレーヌ・モラシーニ(フランス最高司法裁判所(破毀院)刑事局法務官、フランス汚職防止機構長官選任)
ニコラ・ボヌッチ(OECD法務部長、OECD事務局長選任)
アラン・ラカバラ(フランス最高司法裁判所(破毀院)名誉所長、破毀院初代所長選任)
パトリック・レファ(会計検査院名誉院長、会計検査院初代院長選任)
オード・アマドゥ(ロワール・アトランティック県国会議員)
ミシェル・サヴィン(イゼール県議会議員)
誠実性をもって行動するための方法
地域コミュニティと団結して最高の競技大会を創り上げる唯一の方法は、私たちの職員、ボランティアなどパリ2024に関わる全ての人が同じ方向に向かって前進することである。私たちは、責任をもって自らの役割を果たし、あらゆる視点に立って、高い水準で模範となるよう努める。
パリ2024理事会は、2019年4月17日、パリ2024倫理規定を採択した。この倫理規定では、パリ2024に関わる全ての人に求められる、誠実性、中立性、フェアプレーといった重要な原則が明示されており、これによって、パリ2024が高い倫理規範を確実に遂行することができる。また、この倫理規定は、利害の対立を未然に防ぎ、日々の活動に誠実性をもって取り組み、贈与や招待などを受ける際のルールを明確にし、データ保護に細心の注意を払い、さらに、競技におけるいかなる不正を防ぐよう考案されている。
パリ2024倫理規定の詳細について(英語)