パリ2024オリンピック、陸上で敗者復活導入へ

執筆者 Olympics.com
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WALSH Julian
写真: Michael Steele

陸上競技を統括するワールドアスレティックス(世界陸連)は、パリ2024オリンピックで敗者復活ラウンドを導入することを発表した。200mから1500mまでの個人競技(ハードル含む)が対象となる。

ワールドアスレティックスは7月25日、パリ2024オリンピックの陸上競技で敗者復活ラウンドを導入することを発表した。

同団体のセバスチャン・コー会長は、「敗者復活ラウンドは、オリンピックが最高潮に盛り上がる際に我々のスポーツが多くの人の目に触れるようにするものである。また、オリンピックプログラムのすべての種目にスポットライトが浴びるよう、慎重に日程が組まれる」と話した。

そのフォーマットとはどのようなものだろうか。

敗者復活ラウンドの仕組み

予選の着順に応じて、一定数の選手が自動的に準決勝に進む(例えば、タイムに関係なく各組の上位3選手が次のラウンドに進む、など)。

着順で通過できなかった選手は、準決勝進出をかけて敗者復活ラウンドに参加することが可能となる。従来は、着順で準決勝に進めなくても、タイム次第では準決勝進出が可能だった。新しく導入される敗者復活フォーマットは、この従来の方式に取って代わる。

どのようなことが起こるのか?

この変更により、対象となる種目では、予選、敗者復活ラウンド、準決勝、決勝が実施されることになる。

また、これらの種目に出場する選手らは、敗者復活ラウンドを含め、オリンピックで少なくとも2回走ることができる。

100mと長距離はどうなる?

100mは予選の前に予備予選があるので、敗者復活ラウンドは導入されない。長距離(3000m以降)については、レース間における体力回復の必要性が高く、現実的ではないため、敗者復活ラウンドは導入されない。

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