フェンシング女子フルーレ団体 日本がカナダとの激闘制し、銅メダル! 日本女子初!パリ2024
執筆者 Risa Bellino1 分|
フェンシングの歴史において、これまでオリンピックメダル獲得のなかった日本女子。パリ2024オリンピックのフェンシング競技で、新たな歴史を刻んだ!
現地時間8月1日11時50分からグラン・パレで行われた、8チームが出場するフェンシング女子フルーレ団体に、日本から東晟良(あずま・せら)、上野優佳(うえの・ゆうか)、宮脇花綸(みやわき・かりん)、リザーブの菊池小巻(きくち・こまき)が出場し、メダル獲得を目指して挑んだ。
初戦の準々決勝では、世界ランキング4位の日本が世界5位のポーランドと対戦し45‐30で白星スタートを切るも、準決勝では、2022年・2023年フルーレ団体世界チャンピオンで世界ランキング1位のイタリアに39‐45で敗れ、決勝進出を逃した。30‐40で迎えた最後の対戦では、上野がフルーレ個人世界チャンピオンのアリーチェ・ヴォルピを相手に5連続ポイントを奪うなど、追い上げをみせるも、逆転には至らなかった。
3位決定戦では、世界6位のカナダと対戦。第3試合まで10対10と互角の戦いを演じると、その後は日本がリードし、一時は上野が14-19の5点差まで広げる。その後、カナダ代表エースのジェシカ・ジー・ジア・グオとエレノー・ハービーに3試合で敗戦するも、1点差で逃げ切り、銅メダルを獲得した。
フェンシングTEAM JAPANは、これまでに太田雄貴による北京2008フルーレ個人の銀、ロンドン2012のフルーレ団体銀、東京2020エペ団体金、そして、パリ2024での加納虹輝のエペ個人金メダルを獲得してきたが、女子選手によるメダルは初めてとなる。また、1大会での複数メダル獲得は史上初の快挙となった。