オリンピック・パラリンピック聖火リレー
オリンピック・パラリンピック開催国への聖火の到着は、毎回、競技大会を象徴する唯一無二の瞬間と言える。開会式における聖火台の点火までに、多くの聖火ランナーが開催国を巡り開催都市に聖火を運ぶ。パリ2024の聖火リレーは2024年4月に始まり、フランス全土を訪れる予定となっている。
パリ2024聖火リレーの物語は、2つの章からなっている。第1章は、2024年4月から始まるオリンピック聖火リレー、第2章はその閉会式後から行われるパラリンピック聖火リレーである。
団結と平和の象徴である聖火は、国中を巡ることでオリンピック精神を広め、祭典の始まりを告げていく。パリ2024聖火リレーは3か月間にわたって行われるが、参加者の選定は2023年9月に始まっている。
オリンピック聖火リレー
オリンピック開催の前には毎回、古代オリンピックの精神を引き継ぎ、オリンピアの遺跡内で採火式が行われ太陽の光により聖火が灯される。パリ2024では、聖火はギリシャからフランスへ船で運ばれるが、聖火リレーはパリ2024大会組織委員会の全ての行動規範となる持続可能性の原則にしたがって行われる。
聖火リレーは、フランス国内の数多くの地域と少なくともひとつの海外領土を通過する予定となっている。誰もが人生の中で1度はオリンピック聖火を運んでみたいと思うかもしれない。聖火ランナーに応募するために有名人である必要はない。選考では、ひとつでも何か印象的なことを行っている市民を募集している。さらに、選考基準はインクルーシブであり、ジェンダー平等と障がいのある人々への配慮を施したものとなっている。
聖火リレーは、フランスの各地域、市町村の文化遺産やサヴォアフェール(匠の技)を紹介する特別な機会となり、世界中にこれらを紹介することができるだろう。聖火リレーはまた、社会におけるスポーツの役割が大きく認識される機会でもある。各地域のスポーツチームはグループリレーに参加し、市民生活の中でスポーツの役割を推進するプログラム「Terre de Jeux 2024(テールドジュー)」の認証を受けた地域も参加する。
パラリンピック聖火リレー
パリ2024オリンピックの閉会式が終わった後も、聖火はパラリンピック競技大会で再び輝きを放つ。聖火は、パラリンピック発祥の地、イギリスのストーク・マンデビル村で灯された後、ドーバー海峡を渡ってパリに到達する。この聖火は、オリンピック精神を再びフランスにもたらし、2024年8月28日のパリ2024パラリンピック開会式で聖火台に灯される。
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