柔道女子48kg級・角田夏実が金メダル獲得!今大会日本勢第1号|パリ2024

執筆者 Koki Tateno / 立野光起
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写真: 2024 Getty Images

パリ2024オリンピック柔道女子48kg級が現地時間7月27日、シャン・ド・マルス・アリーナで行われた。角田夏実が今大会日本勢第1号となる金メダルを獲得した。

角田は初戦でナターシャ・フェレイラ(ブラジル)、ラウンド16でジェロネイ・ホワイトブーイ(南アフリカ)を一本で下す。準々決勝では、地元フランスのシリヌ・ブクリから得意の巴投で一本。タラ・バブルファト(スウェーデン)との準決勝では相手に指導3つが与えられ、ゴールデンスコアの末に勝利を収め銀メダル以上を確定させた。

決勝の相手はバーサンフー・バブドルジ(モンゴル)。序盤から角田が積極的に攻めると、本戦残り1分4秒で角田が巴投で技ありを奪う。最後は角田が寝技を仕掛け、本戦4分間が終了。角田が初のオリンピックで金メダルを獲得した。

角田は決勝後のインタビューで「ずっとここ(パリ2024)を目指してやってきた。コーチが喜んでくれたことが嬉しい」と金メダル獲得直後の心境を語った。「対策されている実感があった」と難しさを口にしながらも、「最後まで自分を信じて戦った」と試合を振り返る。

「(オリンピックの舞台は)いつもの大会とは違い、プレッシャーや不安が多かったが、乗り越えて成長できた」とコメント。期待をかけられていた日本勢第1号の金メダルからは「目をそらしてきた」と重圧を垣間見せたが、「実現できてよかった」と喜びをあらわにした。