柔道男子73kg級の橋本壮市が銅メダル獲得|パリ2024

執筆者 Koki Tateno / 立野光起
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写真: Getty Images

パリ2024オリンピックの柔道は7月29日、シャン・ド・マルス・アリーナで男子73kg級を実施。橋本壮市が銅メダルを獲得した。

本戦橋本は初戦のラウンド16で、マーク・フリストフ(ブルガリア)に勝利。だが準々決勝ではジョアン・バンジャマン・ガバ(フランス)にゴールデンスコアの末3つ目の指導を受け敗れた。

敗者復活戦に回った橋本は、エルデネバヤル・バザヤ(モンゴル)と相まみえた。開始3分にバザヤが仕掛けた技がヘッドダイビング(頭を支点に技をかける)と見なされ、橋本の反則勝ちとなった。

3位決定戦では橋本とアキル・ジャコバ(コソボ)が激突すると、試合開始10秒以内に橋本が背負投でいきなり技ありを奪う。このポイントが勝負を分け、橋本が優勢勝ち。銅メダルを獲得した。

橋本は「多くの人が応援してくれていたので、手ぶらで帰るわけにはいかなかった」と銅メダルを笑顔で振り返る。3位決定戦では「柔道人生に悔いが残らないように戦った。はじめにポイント取った後はきつかったが、しのいでしのいで(最後まで戦った)」と粘りがメダルを引き寄せた。